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【イベントレポート】デンマークに留学して得たもの解放されたものー大きく変わった”福祉”と”障害者”に対する考え方。27歳女子の本音ー
2018年3月3日、トークイベント「デンマークに留学して得たもの解放されたものー大きく変わった”福祉”と”障害者”に対する考え方。27歳女子の本音ー」を開催しました。2017年1月から「デンマーク留学記」を書いてくれた高橋菜美子さんをトークゲストにお招きし、福祉大国と呼ばれるデンマークの実情や文化、人々の考え方の違い、彼女自身の家族のことなどを話していただきながら、留学のきっかけとなった「障害とは何か?」という問いに対する高橋さんなりの回答、そして留学先で見つけてきた「幸福のレシピ」を教えてくれました。 -
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障害者が作った商品を売る。そこに必要なのは「想い」以上に「戦略」でしょ?—施設の片隅から思う。
私が勤務する障害者施設には、毎週「絵画」の時間があります。利用者の方々が創作活動をしているならば、その中身を感じてみたい、たくさんの人に広めたい、グッズなど商品化したものが売れてほしいという想いは強く、ここ一年は職場に展示された作品を眺めたり、外部の展示会に足を運んだりしていますが、正直な感想を言うと、現時点ではそれらの良さがイマイチ分かっていません。 -
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当事者発信が大切だと思っているあなたへ伝えたい3つのこと。
当事者発信には、納得度の高いものや「なるほど」が詰まっているものもあれば、承認欲求の塊のようなものや受け取る側に配慮されていないものもあります。テレビや新聞、講演が中心だった当事者発信は、WEBでも動画でも簡単に発信できるようになり、お手軽になった分だけ、発信者はその存在と発信内容が試されるようになっています。当事者発信において、外しちゃいけないポイントを3つに整理してみました。 -
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そこには障害者なんていなかった。1年間のデンマーク留学を終えて。デンマーク留学記⑰
2017年12月、エグモントホイスコーレンを卒業する日がやってきました。日本では「障害者」だということに悩み、デンマークに行ってからは「障害ってなんだろう」っていうことに悩み、そして「障害者っていないんじゃない?」へ変わった。たぶんそれは「障害者だから」という言い訳を、障害者にも障害者を取り囲む社会にも許さない国にいたからだと思います。 -
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「なぜ?」という問いが奪う自己肯定感と自己評価。
道ばたで3歳くらいの男の子がお母さんに「なんでそんなことするの?!」と怒られている。いたずらでもしたのかな?子どもは「ごめんなさい」と泣きじゃくって謝っているけれど「なんでママを困らせるようなことするの?!」とお母さんは追及。「なんで?」と連続で聞かれても答えられないよね。お母さんを納得させられるような理由なんてない。 -
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生きる価値ってなに?可視化できるの?「人」と「価値」とを結びつけること自体が難しい。
私が障害者支援業界に身を投じた年の7月26日に、相模原障害者施設殺傷事件が起きました。この時から、人の「生きる価値」とは何ぞや?とずっと考え続けています。業界柄、人権研修や差別に関する講演会など、人を尊重することの大切さや虐げることの愚かさを教授して貰える機会がありますが、私自身で考え、結論づけるしかないと分かりました。 -
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どの物差しで自分の価値を測るのか。すべては物差し次第。
例えば、どのような人を健常者といい、また障害者というのか。それは結局、都合よく決められた物差しで区別しているに過ぎないのではないでしょうか。そこには他者から決められた物差しもあれば、自分で決めつけてしまっている物差しもあるでしょう。その物差しを変えれば、誰だって障害者のカテゴリに入ってしまうこともあるのではないでしょうか。 -
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支援者になってつくづく感じた、自分のコミュ力の不甲斐なさ。
「”ございます”もいらない」障害者施設に勤務している私が配属当初、利用者のひとりに「おはようございます」と挨拶をした際、上司に注意された言葉です。ここだけ切り取ると大きく誤解されるので経緯をさらっと。私が配属されたフロアは、自閉症・自閉傾向のある方で構成されています。利用者一人ひとりに様々なこだわりがあり、そのうちのひとりに「挨拶のこだわり」があります。 -
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医療が意外とバリアフリーじゃない
住居、教育、雇用、交通機関など、障害者を取り巻く社会の課題は多岐に渡りますが、その中でも忘れてはならないのが医療です。これは「高度先進医療をいつでもどこでも誰でも受けられるように」というような、たいそうな話ではありません。風邪を引いたらすぐに近所の内科に行けるとか、予防や早期発見のために定期的に検診を受けられるとか、そういった身近な医療の話です。 -
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マイノリティマウンティングに必死な人々がいる限り、ダイバーシティは実現しない
マイノリティ界の中でもさらに弱者的存在である、私たちは知られていない・理解してほしいと、ことさら主張する人々を私は「マイノリティを武器にする人たち」と勝手に呼んでいます。そういった人たちは、マイノリティに対してマイノリティという武器で対抗しようとします。それを私は「マイノリティマウンティング」と呼びます。