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「生きづらさは、自己責任」じゃないとしても。
「自己責任」や「自助」というワードに対して、嫌悪感を抱く人は多いようです。生きづらさは、他人や環境が影響していたり、今の社会的課題の犠牲になっていたりします。そうやって考えると、生きづらさの原因が100%自分にある人は、ほぼいないのではないでしょうか。 -
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よりみちをする人は、生きづらくないんじゃないか。
生きづらさを感じていると、頭の中は自分の悩みでいっぱいになります。自分のことにエネルギーを割いているときは、他の人を思いやる余裕はありません。大変なときは、余白やアソビのない状態になってしまいます。自分のことでいっぱいいっぱいになると、客観視ができなくなります。 -
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「相手の要求を叶える人は、やさしい」という幻想
困っている人を見ると「なんとかしなきゃ!」という居心地の悪さを感じ、目が合えば、自分に助けを求められている気がして。わたしはそんなピリピリした空気が嫌いで、無言の圧力に耐えられませんでした。 「相手の要求に応えることが、いいとは限らない」と知ったのは福祉の仕事を始めてからでした。 -
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生きづらさをキャラクター化して、自己流のトリセツを作ってみた
「生きづらさをキャラ化するとしたら、どんな見た目と性格をしているだろう?」と、ふと思いました。「いや、急に何?」と思われるかもしれませんが、感情ってなんとなーく形や色がついていませんか。悲しみと聞いたら青色や涙、怒りは赤や炎といったように。ところが生きづらさは、人によって思い浮かべる色や形がちがうのではないでしょうか。 -
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生きづらさの対極にあるものとは、なにか。
あなたにとって「生きづらさの対極にあるもの」は何ですか?しあわせ、楽しい、安心…。人によって答えはちがうはずです。しかし「生きづらさの対極にあるもの」を考えないまま、生きづらい状況を抜け出すのはむずかしい。それは、ゴールが設定されていないマラソンみたいなものじゃないでしょうか。 -
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親友と友達の違いって? わたしが親しさサークルづくりをすすめたい理由
ライターの仕事でお願いしたいことがあって、何気なくfacebookの友達一覧を眺めていました。この人には頼めそう、この人には無理かな、この人誰だっけ?そんな感覚でスクロールしていたときに感じたのは「無意識で人をグループ分けしているかも」ということ。たとえば、親友、友達、知り合い、この違いはどこにあるんだろう。 -
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ひとりで悩みを抱え込むのは嫌だけど、当事者会は行きづらいってなぜだろう。
発達障害の自助会、アルコール依存症の会、LGBTの集い、引きこもりの人向けセミナー…。興味はあっても「なんか、そういうところは行きづらいな」と気が引けてしまうのは私だけでしょうか?たしかに困っていることは事実で、自分が感じていることを共有できる相手や、所属できるコミュニティみたいなものは欲しい。 -
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「自分が伝えたいだけ=相手が準備できてない」カミングアウトの危険性
カミングアウトはしたほうがいいのか。この答えが明確に出ることはあまりありません。それは、カミングアウトにはメリットとデメリット両方あるからです。賛成派の人たちは、心が軽くなるなどのメリットを重視している印象がありますし、反対派の人たちは、秘密が広まるかもしれないなどのデメリットを重視しているように感じます。 -
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「自分も同じ経験をしたから相手の気持ちが痛いほどわかる」ピアカウンセラーに伝えたいこと
支援を仕事にする方たちの中には「自分も同じ辛い経験をしたから、今度は相手の力になりたい」という方が少なからずいます。その中でもピアカウンセラーと呼ばれる方は、自分の経験や属性をオープンにした上で、同じ悩みを抱える方の相談に乗っています。でも、どうせなら、ピアカウンセラーよりも、プロのカウンセラーに相談したい。 -
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子どもからの「発達障害って何?」の質問にちゃんと答えたい。放課後等デイサービスの現場から。
先日、中学2年生の自閉症スペクトラムのY君(仮名)に「発達障害って何?」といきなり質問をされました。ここ何年かで「発達障害」の言葉自体は有名になったものの、改めて説明をするのはむずかしいです。そもそも、発達障害自体がはっきりととらえにくい上に、本人にどう伝えたらいいのかという問題もあります。