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自分のセクシャリティを改めて確かめてきた
男友だちと話していたときのこと。「ねえねえ男性のタイプは?」って普通に聞いてみると「は?男性のタイプなんてないよ」って言われてびっくり。私には女性のタイプがめちゃめちゃ細かくある。そんな話をしたら「普通、同性のタイプなんてないよ。もしかして女性が好きなんじゃない?」。寝耳に水とはこのこと。 -
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本人の了承なく秘密を暴露してしまう「アウティング」の怖さ
僕は、自分がゲイであるとカミングアウトしたことで、今までとは違う気の遣い方をするようになりました。それはTwitterやInstagram、FacebookでLGBTの友だちとの写真を一切シェアしないこと。「一緒に写っている人ってゲイなの?」と思われてしまうかもしれないからです。 -
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カミングアウトってむずかしい。する側の葛藤・される側の受容。イベントレポート。
3月16日に開催したイベント「カミングアウトってむずかしい~する側の葛藤・される側の受容~」。ご自身のセクシャリティをカミングアウトした高橋圭さんと、仕事柄、たくさんのカミングアウトを受けてしまうプラス・ハンディキャップ編集長とのクロストークを行いました。今回はそのクロストークの一部をご紹介。 -
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理解してほしいよりも、そっとしておいてほしい。
ゲイであることをカミングアウトしてから、異性愛者の方から「何が大変?」「もし私のまわりにLGBTのひとがいたら、どんなことに配慮すればいいのかな?」という相談が増えてきました。しかし、ふと考えてみると、僕はゲイであることを言えなかったこと、友人や家族との話の中でゲイを隠すための嘘をつかなければならなかったことが苦痛だっただけで -
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子どもを産めない僕が気づけた、みんなちがって、みんないい。
僕はゲイなので、結婚をすることも、子どもを産むこともできません。ずっと「親孝行ができない」や「社会で一人前とは認められない」という後ろめたさのような感情を持って生きてきました。「どうして周りの人がふつうにできることを自分はできないんだろう?」と悩み続け、「ふつう」に憧れ、女性と付き合ったこともありました。 -
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ゲイを隠すためのバリアは、いつの間にか僕の性格の一部になっていた
僕はお酒を飲んでも、酔いつぶれたことがありません。気を抜くと「変なことを言ってしまうかもしれない」ということが常に頭の中にあったからです。「寝言を聞かれるのが怖い」とも思っていました。「自分は男が好き」ということを隠し続けるためには、ずっと気を張っていなければいけません。 -
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好きになった相手がほとんど男性だっただけで、僕は本当に同性愛者なのか。
異性愛を中心とした社会の中で、僕たち同性愛者というのはイレギュラーであり、マイノリティな存在です。ただ、最近、ふと自問するのが、自分が好きになった相手がほとんど男性だったというだけであって、本当に僕は同性愛者なのかということです。今まで出会っていないだけで、自分の条件に当てはまる女性がいたならば、僕は彼女のことを好きになるのではないか。 -
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誰を愛して、どんな人生を歩んでいきたいか。それが「性」だということ。デンマーク留学記⑬
この連載は「ワカラナイケドビョウキ」という不思議な病気になり障害をもった私が、ノーマライゼーション発祥の国デンマークに留学する1年間の放浪記です。デンマークでゴロンゴロンでんぐり返しをしながら「障害ってなんだろう」と考え […] -
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「生きよう」から「生きたい」へ
「生きよう」と思えば「死にたくなくなる」のでしょうか。僕はたぶん、そこをずっと考えたことがなくて、「死にたい」と思うことは無くなったし、「生きよう」と思い続けることができても、「死にたくない」という感情が実はずっと分からなかったのです。「生きよう」は意思で「生きたい」は欲求。当たり前のことにやっと気づいたのかもしれません。 -
human
カミングアウトをしている世界と、していない世界。そのバランス。
39歳、男性。東京在住。会社員。そしてゲイ。僕にはカミングアウトをしている世界と、していない世界があって、なんとなくそのバランスを取りながら、毎日暮らしている。世間一般の39歳と言えば、会社では肩書きがついて、相応の責任を負担する立場になり、家に帰れば奥さんと小学校にあがるかあがらないか位の年頃の子供がいて、といったイメージだろうか。会社に関しては、僕も同じだ。