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human
不登校の私に必要だった安心できる場所
10代の頃に経験した不登校。それは、最後の転校をした小学6年生の頃でした。物心ついた頃から2、3年毎に引越しを繰り返す生活が続き、幼稚園から小学校まで5回の転校した私は、最後の転校のタイミングで、とうとう頑張る気力がなくなってしまいました。転校直後に1週間だけ学校に通った後、私は家に引きこもりがちになりました。 -
society
誰を愛して、どんな人生を歩んでいきたいか。それが「性」だということ。デンマーク留学記⑬
この連載は「ワカラナイケドビョウキ」という不思議な病気になり障害をもった私が、ノーマライゼーション発祥の国デンマークに留学する1年間の放浪記です。デンマークでゴロンゴロンでんぐり返しをしながら「障害ってなんだろう」と考え […] -
society
見えない障害の見分け方って支援者でも難しい。
今、私は障害者支援の仕事をしていますが、実は高校3年の3学期まで「知的障害者に触られると、うつる」と思っていました。もちろん、そんなことはありえないことと分かりましたが、気持ちとしてはそれくらい強い抵抗感と偏見を抱いていました。しかし、この仕事に就いて1年半以上が過ぎ、少しは知的障害者の特性も理解してきました。 -
human
早漏の気持ちは、失禁と似ている。なかなか言いづらい男性の悩みごと。
こ、この中に早漏の方はいらっしゃいますか?突然ですが、質問です。みなさんのまわりに、早漏の方はいますか?いかがでしょうか?おそらく「しらねぇよ!」というのが答えだと思いますが、実は日本人の男性の半分が早漏だというデータもあるくらいの話です。僕が、自分が早漏だと自覚したのは20歳のときです。 -
lifestyle
ステッキユーザーの私が、子育て生活を実現するために数年がかりで準備したこと
「いつかは子どもが欲しいね」夫とその話をしたのは、私が26歳、結婚して2年ほど経った頃でした。私は大学生のときに交通事故に遭いました。その事故の後遺症のため、現在も杖が必要な生活を送っています。出産に関しては、事故当時、主治医から「子供は産めるだろう」と言われていたものの、本当に産めるのか。産めたとして、育てられるのか。不安はたくさんありました。 -
human
カミングアウトなんて必要ない?
何故カミングアウトをするのでしょうか。その答えを想像してみると、何種類かあるように思います。ありのままの自分を認めてもらいたい、困っているから助けてほしい、自分から弱みを見せることで相手の心を開きたい。カミングアウトは、相手との関係性を変化させる、場合によっては良くも悪くもする力があるのかもしれません。 -
society
障害者に一番偏見をもっているのは、親と先生かもしれない。
知的障害を持っていても、年収1000万稼いでいます。皆さんはこのフレーズを読んでみて、どう思いましたか?素直に納得できる方はほとんどいないのではないでしょうか。「そんなはずない」と感じた方も多いのではないでしょうか?私自身、障害児教育の現場に従事していますが、その反応のとおりで、そんなはずありません。 -
society
ハダマールとベーテル。障害者の命を見つめたドイツの街。デンマーク留学記⑫
フランクフルトから列車を乗り継ぎ2時間弱。私はハダマールという町に向かいました。ここは大戦中にナチスが障害者とユダヤ人に対する安楽死計画を実行した病院があります。生きるに値する命と、生きるに値しない命を選別し、病院内のガス室に送り込む。ふたを開けてみれば優生思想に加え、社会福祉に掛けるお金がないことを理由にした虐殺でした。 -
human
障害年金を受給することで生まれる「暮らしやすさ」と「心の葛藤」
母の尽力があり、障害年金受給者になりました。でも、いざ受給が決まると、友だちにも言いにくくて、ものすごく葛藤しています。私は本当に障害者というカテゴリーに属しているんだなという感じもありますし。それは、発病してから10年、ほぼ自力で通院&カウンセリング費用を捻出し、税金を納めてきたことを不意にするような感覚でもあります。 -
human
機能不全家族で育ったアダルトチルドレンの生きづらさ
「機能不全家族」の元で育ち「アダルトチルドレン」という状態になってしまった、現役派遣キャバ嬢かつ、うつ病とADHD(暫定的)を持つライターの芹澤美咲です。大学は4年生で退学という経験もあります。もう一度自己紹介を読み直してみると「機能不全家族」「アダルトチルドレン」という単語があります。機能不全家族って?アダルトチルドレンって?と疑問に感じる方もいるかもしれません。