わかものが職に就けない・就かない理由はなんだろう??

みなさん、ごきげんよう。矢辺です。
 

わかものが職に就けない・就かない理由はなんだろうか?という記事を書きつつ、私がやっているよりよく生きるカフェのステマをします。
 

寄り道したっていいじゃん。寄り道こそわかものの特権であり豊かさだ!
寄り道したっていいじゃん。寄り道こそわかものの特権であり豊かさだ!

 

先日、厚生労働省のとある調査結果を見つけました。
 

大正時代、職種は3.5万存在したと言われますが、現在は2167職種しかない
 

これを読んで、びびびっときました。こんな豊かな時代になったのに、職種が少なくなれば、多様性がなくなり、正社員になれなかったり、フリーターになったりする人が増えて当たり前です。
 

2167職種を目指して、みんなが大学に行き、就活によって決まった職業に就き、その職業だけで生活しようとしているのです。特に競争が苦手な人ほど、就活を乗り切ることができず、その時点で職に就けないことになりますし、競争するくらいなら働きたくないと思う人が増えることも、当然の結果かもしれません。
 

それだけ職種が少なくなれば、子どもの意向に関係なく、親はなんとか子どもを大学へ行かせなければならないと思いますし、正社員を目指せというでしょう。子どものために。だから、大学が就職予備校化しているのです。だから、両親との関係がうまくいかないわかものが増えているのです。
 

私が小さい頃を思い返してみると、祖父母は農業をしていましたが、忙しい時期だけ手伝う人がいてくれました。みんなそうやって、1つの職業だけではなく、仕事を分け合いながら、仕事を複数しながら、生活していたのです。やりたいかどうかは別としても、そこには職業の多様性がありました。
 

わかものの就職の問題は、物質的豊かさに対して職種の多様性がないことが元々の大きな問題なのではないでしょうか。2167職種に自分を当てはめようとするから苦しくなるのです。
 

企業で働けない・働きたくないという人は、自分が「好き」「やりたい」「できる」「こんな生き方したい」を見つけ、実現していくことで新しい職種を作り出す。やりたいことをベースに職業の多様性を増やしていくからこそ、本当に豊かな社会になるのではないでしょうか。
 

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そんな働き方の実現をプロデュースする相談居場所として、よりよく生きるカフェをオープンしました。
 

企業で働けない・働きたくないというマイノリティが作る職種だからこそ、自分や周りの人たちの生きづらさを減らしていくことにつながります。そんな働き方を応援したいと思っています。
 

日本人は組織ありきで、自分を我慢することを通して、自分の働き方を決めます。しかし、答えのないご時世では、もっと自分らしくあった上で、組織・働き方を決めても良いのではないかと思います。我慢して働くのではなく、どうすれば自分が笑顔で働けるのか、真剣に考えた方がいい。
 

もっと日本人は、我がまま、あるがままで良いと思うのです。それこそが、次の世代の豊かさだと思います。
 

ぜひ、よりよく生きるカフェに遊びにきてくださいね。

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この記事を書いた人

矢辺卓哉

双子の妹に知的障害があったことが「生きづらいいね!」の始まり。彼女たちを恥ずかしいと思った自分の心を恥ずかしいと思い、大学3年時、障害のある人に関わる仕事を生涯の仕事にすると決める。障害者採用支援の会社で6年間働き、株式会社よりよく生きるプロジェクトを設立。現在は、障害のある人やニート・フリーター、職歴の多い人、企業で働きたくない人などに特化した支援を行っている。また、障害者雇用を行う企業へ退職防止、障害者が活躍できる組織づくりのコンサルティングを行う。「人生を味わいつくせる人を増やす」ことが一生のテーマ。