「ニッポンの若者はどこへ?徹底討論 大人の心配×若者の本音」に出演しました。

収録合間のサバサンドがすっごい美味しかった。
 

先日1月11日にNHKでシリーズ日本新生「ニッポンの若者はどこへ?徹底討論 大人の心配×若者の本音」が放送されました。知り合いの大学教授の紹介で出演することになりまして、コスプレのお姉さんの隣に座っていました。脳波で動く猫耳、わたしも欲しいです。
 

この番組は若者世代の生き方について討論するという内容。パネラーは19~30代ぐらいまでが20名弱、40代~70代が10名弱、芸能人・専門家合わせて10名でした。人数の多さにびっくり。
 

私はどこでしょう?
私はどこでしょう?

 

そして出演している若者たちに突飛な方が多くて、さらにびっくり…個人事業立ち上げ準備中とか、海外の子供たちの支援団体やっていますとか、現役大学生アイドルとか。もう、自分は普通かもしれない…と錯覚してしまいそうでした(いや、どの場にいても多分私は普通ではないのですが)。なかにはただのフリーターもいましたが、圧倒的に「意識高い系」と呼ばれる方が多かったです。
 

収録時間は4時間。4時間の間にVTRがあったり、サバサンドを食べたりしていたので、討論自体は実質3時間半といったところ。この3時間半、いろんな意見が飛び交いすぎて、終わる頃にはぐったりでした。
 

番組は「さとり世代」という言葉から始まりました。が、大人達はポカーン。新しい言葉はやはり苦手なようで。
 

討論の前半は『若者の生き方』が議題にあがりました。恋愛に淡白、高望みをしなくなった、お金をかけないなどがVTRで紹介されました。確かにそうかも~と、思いながら観ていました。討論の最中に出た「若者はリスクをとらない!」という言葉に若者たちは猛反論。リスクをとらない選択を教えてきたのはあなたたち大人でしょう?安全な道を通る選択ばかり教えてきたのに、今更「リスクをとらない!情けない!」なんて無責任にも程がある。と、言う意見が結構出ていました。
 

リスクをとらなくなった(とれなくなった)理由として、失敗や間違えるということに恐怖心をもっているからなのではないかと考えます。大人達には「もっと失敗させてよ!たくさん失敗させてよ!失敗して立ち上がるときは立ち上がり方を教えてよ!もし成功したら一緒に喜んでよ!」と言いたいですね。失敗し慣れていないから、小さな失敗でも大きな失態に感じてしまい立ち直れなくなってしまうのです。沢山失敗させて、立ち上がり方を教えることによってリスク云々の生き方ではなくなるように思いますけどね。
 

美味しいサバサンドを食べた後の後半は新しい働き方について。複数の職業で生計を立てている男性やコスプレで起業した方が紹介され、これまた大人達もびっくり。収録直後、コスプレのお姉さんに「あなたそれで将来どうするの?」と言っていたおばさんが、その紹介VTRをみたあと「先ほどはあんなことを言ってごめんなさい」なんて謝っていました。アレほどまでに見事な手のひら返しをみたのは久しぶりでした。
 

世間体を気にして自分の望む道を息子さんに押し付けているお母さんが「結婚したときに不安定な職だと相手両親が結婚させられないというのではと不安だから大企業で働かせたいです」なんて言っていて、ちょっと可笑しいな~と思って意見を言ったら、見事そこが放送されました。「親の言いなりであると気付き、自分のやりたいことを見つけたときにすごく苦しかったが、勇気を出して親に言ったら親は間違いに気付き、自分のことを応援してくれるようになって嬉しかった。今は不安定な生活だけど親が応援しているからとても生きやすいんです。」つまり、もっと息子さんの想いを聞いたほうが後々いいんじゃないの?ということ。
 

一度きりの人生、人生のハンドルを親に握られっぱなしなんて耐えられませんし、パイロットを交代しなければならない日が来ます。交代の仕方で今後の親子関係にも影響が出てしまいます。細井家は少し強引ではありますが、お互い納得した上での交代なので今も仲良しなのです。
 

他にも様々な場面で発言したのですが、1つだけ放送されました。カットの怖さを知りましたね。
 

この番組では「古い概念に囚われたままの大人にどう新しい概念を見せ付けるか」という感じになっていたなぁと思います。いつの時代でも未来を支えるのは若者ですから、若者の生き方にとやかく言っても、何も世界は変わりませんよ。大人達は想像力を豊かに、若者は大人を信じて失敗できるようになるとまた少し違った世界になるのかなぁなんて思います。
 


 

そういえば、自分が喋っているところをみて、あまりの目の細さにまた整形しようか悩んでしまいました。
 

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この記事を書いた人

細井愛香

平成生まれゆとり育ち。
幼い頃からシングル家庭で育ち、高校の時まで周りに心配かけない様に自分に嘘をつき続け、「生きづらい」と感じていた。丁度その時、好きなことを仕事にしている大人達に囲まれ、自分も彼らのように生きたい!と憧れてしまい、その結果、大学進学をやめ親元を離れ、団体を立ち上げ、不思議で魅力的な大人達に囲まれながら自分に正直に生きようとしている。
自分の思春期に終わりが見えないことが悩み。