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other
自分の左足を切るか残すかという30年続く自問自答。「切る」に傾く日がやってくるのか。
「20歳になったら左足を切るかどうか考えよう」その言葉を初めて聞いたのは8歳くらいの頃。毎年、義足や装具を作り変えるたびに、主治医から”20歳の選択”を刷り込まれました。不完全なカタチの両足で生まれてきた私は、まずは自力で立てるように、そして歩けるようにという順序で、生まれて2年の間に手術を受け続けました。 -
other
義足男子とのセックスで感じた、たったひとつのこと
「みかの部屋に行きたい」部屋に招けばきっとそういうことになる。お付き合いをする前にセックスするのは良くないことだと頭では分かっていました。でも好きだから一緒にいたい。私はOKしました。出会って2週間。お互いをよく知りませんでしたが、彼についてひとつだけ知っていることがありました。それは、義足を履いていること。 -
human
義足の中が熱中症。え?サンダルって涼しいんですか?
サンダルを脱ぎ捨て、足の指先を伸ばしている女友達に「ねえ、サンダルって涼しいの?」とふと聞いてみた。きょとんとしながら「え、涼しいけど?」と聞き返されたけれど、それは僕にはまったく分からない世界。義足に装具にと、夏でもそれぞれの足にブーツを履いているような状態だと、生足にサンダルという涼しげな格好を経験したことがない。 -
culture
オリンピック選手がパラリンピックに挑戦する時代が必ず来ると思う
リオデジャネイロオリンピックに続き、パラリンピックでも日本のメダルラッシュで幕を閉じました。パラリンピックというと「障害者のためのスポーツの祭典」というイメージを持っている方がほとんどだと思います。私自身もそうでした。でも、今回のリオパラリンピックをTVで見てみると、純粋にスポーツとして”観て面白い”と感じるものばかりでした。 -
lifestyle
足が不自由だと引っ越しはなかなかしんどい作業。そして手続きもいろいろとめんどくさい。
先日、人生で何度目かの引っ越しを行いました。引っ越しといえば、荷物を詰め、引っ越し業者さんに運送してもらい、荷物を開封するというのが一連の作業。健常者・障害者という区別をしなくてもその作業に煩わしさは伴いますが、足が不自 […] -
society
ヒザが曲げられないから、ジジイと酔っぱらいによく絡まれます
「ヒザを曲げられない」という障害を持っている限り、電車のイスに座ると、足が通路側に投げ出されることは防げません。足を通路にどーんと出していれば、つまずく、ズボンの裾を靴裏でこする、不愉快な気持ちにさせるといったことを誘発 […] -
culture
技術革新によって障害者が障害者じゃなくなる日。例えば、攻殻機動隊の世界が現実になったら。
原作が発表されて25年。今もファンを魅きつけて止まない「攻殻機動隊」という作品があります。「かくいう私」も大ファンなのですが、そこに描かれている世界が現実のものになったとしたら、障害者が障害者じゃなくなる、むしろ強者にも […] -
lifestyle
装具・義足の修理は病院の診療のようなもの。だから嫌い。
クリスマスイブである今日、壊れていた装具の修理に行きました。両足が不自由な僕の場合、左足は歩行を補助するための装具を履き、右足は切断していることもあって義足を履いています。今回は左足の装具の修理でした。 & […] -
lifestyle
2014年春、独断で選んだ注目の障害者便利アイテム5選
今年の年初、「独断で選んだ2013年に登場・話題となった障害者便利アイテム5選」という記事を書きましたが、2014年春時点での「独断で選んだ注目の障害者便利アイテム5選」を書きたいと思います。 今回、障害者 […] -
lifestyle
気管切開のひとってネクタイ締められるの?車いすのひとってミニスカ履けるの? 障害者から障害者に質問してみた。
2014年3月21日、「障害者の何でも言いたい放題vol.2」というイベントが福岡で開催されました。 「障害者」とひとくくりにされがちですが、身体障害者が精神障害者のことを理解できないように、また身体障害者 […]