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culture
NPOの学生インターンが大手企業に就職したがる気持ち悪さ
インターンが好きではない私ですが、仕事柄、「NPOでインターンをしていました or しています」という学生に出会うことが少なくありません。そして、NPOでインターンをしていた学生のほとんどが「将来は社会をよくする仕事をしたい」と言います。そんな学生のみなさんに就職のことを聞くと、なぜか「NPOに行きます」という人はほとんどいません。 -
難病
もし明日あなたが難病と告げられたら?
難病だと宣告されてしまった場合、自分自身とどう向き合えばよいのか、何をすればよいのか、どんな社会保障制度が使えるのかといったことのハウツーは、なかなか世の中に出回ってはいません。ちょっとした体調不良だと思って病院に行ったら、難病と宣告され、そのまま入院となったときの最初の夜、手元にこれがあったら不安が緩和されるだろうなという本が『難病患者の教科書』です。 -
human
僕と、うつ病と、ED
ポエムみたいなタイトルですいません。元うつ病ライターの宮原です。さて、タイトルからもわかるとおり、今回は「うつ病とED」をテーマに、僕の体験談を少しお話したいと思います。僕はある一般企業に勤めていた時に、うつ病となり休職をしていました。そんなとき、唐突に「自分がEDっぽいぞ」と気づいてしまったのです。 -
society
あたしたちのカミングアウト
文化的な生活を送るうえで「自分」という存在は多くの仮面を身につけなければいけない。何も、出生の秘密だとか、患っている病の話だとか、同性愛であることを隠して異性愛のように振る舞うだとかに限った話ではない。普段、お母さんに見せる顔と職場で上司に見せる顔が違うというそれだけのことをあたしたちは普通にやってのけているわけだから、どうってことはない。 -
夫婦間
『死の棘』ー或る生の記録ー
今回ご紹介する映画は小栗康平監督の『死の棘』です。ストーリーは結婚後10年の夫婦であるミホとトシオが主人公。ある日、トシオの浮気が発覚してから、ミホの果てしない尋問がはじまる。古代さながらの島に育ったミホと、作家を志望して自我を追い続けるトシオの間に起きた、それは単なる夫婦のいさかいを超えた人生を問い直す闘いである。 -
society
生きづらさから抜け出すために必要な「感情」と「解釈」の整理。
生きづらさの反対は何なのでしょうか。生きづらくないのであれば、生きやすいのか。「生きづらさ」の反対は「生きやすさ」なのか。3年以上、様々な「生きづらさ」を抱えた方々と話してきましたが、その多くは「生きやすさ」を求めているのではなく「自分が抱える生きづらさがない状態」を求めているように感じます。いわば「普通」を求めている。 -
セックス
「障害者の性」をタブーとしているのは誰か?
セフレがたくさんいる障害者もいれば、不倫する障害者もいる。ヤリチンの障害者もたくさんいますよ。昨年開かれた「生と性のバリアフリーフォーラム」に登壇した際、そんな話をしていたら、来場者の7割くらいがスーッと引いていったことを思い出します。そんな話が坂爪真吾さん著の『セックスと障害者』という本の一部にしたためられました。 -
human
親の言葉ひとつでわが子の未来の生きづらさにつながる。ちょっと気をつけたい言葉集。
子どもたちは言葉にものすごくデリケートな存在です。悪気なく言った一言にがっつり傷ついてしまったり、小さなころから言われていた言葉が呪いのようにその子の人生に影響したり。子どもたちへの言葉は奥が深いものです。わが子の将来の生きやすさ/生きづらさにつながるならば、ちょっとした言葉がけの意識は重要ではないでしょうか。 -
human
つながることが、真の問題解決に。特定非営利活動法人 希少難病ネットつながる 理事長 香取久之さん
「ある日突然、原因不明の痛みや感覚異常に襲われたらどうしますか?」と問いかける男性がいる。「特定非営利活動法人 希少難病ネットつながる」(以下、RDneT)理事長の香取久之さん。自身も希少難病当事者として、希少難病について広く周知するとともに、病気や障がいに関係なく誰もが真に生きやすい社会を目指している。 -
society
若手社員がすぐに会社を辞めるのは「甘え」や「気合い」の問題なのか?早期離職白書の作者井上洋市朗は語る。
新卒で入った会社を早々に辞める。そんな若手社員を「甘えている」や「気合いが足りない」といった言葉で批判し、「いまどきの若い者は…」とか「俺が新人だった頃は…」とかネチネチと説教する社会人の先輩は、残念ながら一定数いらっしゃいます。そしてそんな言葉がその若者の未来を曇らせてしまうことを本人たちは気づいていません。