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society
障害を笑いに変えてもええんちゃうの?
最近、テレビで障害のことをネタに笑いをとる企画も出てきてはいるものの、日常生活においてはまだまだ障害のことを笑いにするのはタブーとされているように思います。私が障害特性を説明するとき、笑わせようと話すことがありますが、相手の表情が固まるのがほとんど。「障害のことを笑ってはいけないのでは?」と変に気を遣われ、お互いに重い空気が流れることもあります。 -
human
誰かに補ってもらって成り立つ発達障害から、自立する発達障害へ
私が、自分は発達障害であると伝えると、相手の反応はさまざま。「甘えるな」「ツラい人はほかにもいる」もあれば「そんなものはない」と返す方もいる。ただ、あまりそれはツラいことではないです。最もツラいのは仕事で衝突したとき、「あの人は違うから…」と理由にされて腫れ物扱いに変わること。そんなこと仕事には関係ないんですが、そう思われてしまうのもなにか理由があるんだろうと。 -
依存
『AMY エイミー』ー暗闇という故郷ー
今回ご紹介する映画は、2011年7月23日に急逝したエイミー・ワインハウスの生涯を描いたドキュメンタリー映画『AMY エイミー』です。複雑な家庭環境や激しい恋愛関係など、自身の人生体験を糧に独自の音楽をつくりあげ、人生をひたむきに駆け抜けた彼女がなぜ”孤高の歌姫”として波乱の道を歩んでいくことになったのか? -
society
できるかできないかは自分が決める。障害者への「できない」という決めつけに対して。
どうせ障害があるからできないよね。これは発達障害と診断を受けた後、自分自身がいろいろな場面で耳にしたセリフです。発達障害を持ちながら介護職をしているというと「障害があるのに介護職なんてできるの?!」と言われます。その場では事実のみ冷静に話しますが、帰ってから沸々と怒りが込み上げてきます。 -
society
「ポケモンGOは子どもがやるもの」と言ってる人が多様性の必要を説く恐さと愚かさ
「ポケモンGOなんて子どものゲームを大人がやっているのは恥ずかしい」「いい大人がスマホ片手にゲームなんて情けない」普段のSNSでの投稿で「社会は多様性を受け入れる必要がある」とか「ダイバーシティが重要」などと書いているひとが「ポケモンGOなんて子どものゲーム」という趣旨の発言をしていることに危険な香りを感じます。 -
human
【ガマン】難病で痛みに慣れ過ぎたら盲腸で大惨事になった男から、みんなに伝えたいメッセージ【ダメ、絶対】
『「慣れ」というのは、時に恐ろしい事態を招くことがある』『ガマン、よくないね』そんな教訓を、身をもって知ることとなってしまった当団体の理事でもある重光さんに起こった事件を通して、ご紹介したいと思います。ことの始まりは半年ほど前。美容室で髪を切っていたところ、突然信じられないレベルの腹痛に襲われたんだそうです。 -
human
カミングアウトをしている世界と、していない世界。そのバランス。
39歳、男性。東京在住。会社員。そしてゲイ。僕にはカミングアウトをしている世界と、していない世界があって、なんとなくそのバランスを取りながら、毎日暮らしている。世間一般の39歳と言えば、会社では肩書きがついて、相応の責任を負担する立場になり、家に帰れば奥さんと小学校にあがるかあがらないか位の年頃の子供がいて、といったイメージだろうか。会社に関しては、僕も同じだ。 -
society
生きづらさは人間関係の満足度と関係が深い?収入が原因?【生きづらさ調査結果レポート】
生きづらさの背景を探るために先日実施した「生きづらさ調査」。今回は、そのアンケート結果と考察をご紹介いたします。自分自身が感じる「生きづらさ」や「生きやすさ」を6段階で回答していただきましたが、その平均数値は2.86。現在の日本の生きづらさ指数は2.86と言えるのかもしれません。「やや生きづらい」という分布に回答が集まっています。 -
生きがい
『裸の島』 ー「でもやるんだよ!」ー
瀬戸内海の孤島に住む夫婦と二人の子供。水のないこの島で畑を耕すため、夫婦は小さな舟に桶を積んで対岸の島とを往復する。苦労して運んだ水も、乾き痩せた大地は一瞬にして飲み込んでしまう。だが夫婦は、春も夏も秋も冬も夜明けから日没まで、舟を漕ぎ畑に水を撒き続けるのだった。ある夏の日、長男が高熱を出して倒れた。夫は医者を求めて舟を漕ぎ出すのだが… -
society
障害を「個性」だなんて言うけれど。
「障害は個性のひとつなんです」「いやいや個性なんかじゃないし」生まれつきの障害の場合に「障害=個性」という意識が働くような印象を受けますが、例えば、職場でハラスメントを受けて精神に障害を負ったひと、不慮の事故で首から下が動かなくなったひと、ひととの関わりに悩み続け、生まれて30年経って発達障害だとわかったひと。そんな方々に「障害は個性である」なんて、私にはとても言えません。