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デンマークの子供たちのパーソナリティを育む仕事「ペタゴー」とは?箕田祐子さんに聞くーデンマーク留学記⑱
デンマークでの留学中、今でも忘れられない出逢いがありました。それは「ペタゴー」という言葉。北欧で主流になっている職業で、コミュニケーションを通して、子供たちの生活教育や支援をしていく人のことをいいます。子どもたちの「個を育てる」「コミュニケーションを教える」ともいわれるペタゴー。デンマークの保育園で現在ペタゴーとして働く箕田祐子さんのお話を聞きました。 -
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相手が子どもだからといって「人を動かす」って発想は自分本位すぎませんか?
私の職場で「今日来ている子ども、誰も動かせなかった…」と一日の終わりに落ち込んでいる職員がいました。私が働く放課後等デイサービスなどの福祉の世界だと「利用者を上手く動かせる人=有能な職員」という雰囲気があります。しかし「人を動かす」ことなんてできるのでしょうか?まるで自分の意図した通りに相手を操作できると信じているような発言に違和感をおぼえました。 -
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【イベント終了】生きづらさを防ぐライフハック~心のご近所さんマップをつくろう~
普段、自分が悩んでいることや困っていることって、素直に相談できますか?何から話せばいいんだろう。どうやって話せば伝わるんだろう。恥ずかしがらずに相談できれば、ここまでしんどくならないのに。「カンタンに相談できるひと」と「なかなか相談できないひと」の違いはどこにあるのでしょうか。そのヒントは「人間関係の棚卸し」です。今回は90分のワークショップを通じて考えてみます。 -
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メンタルの浮き沈みが激しい人こそ、自分の平常時を把握することが大切。ー株式会社リヴァ 松浦秀俊さんに聞く
自分の心の調子の浮き沈みを普段から気づき、調整できている人はどれだけいるのでしょうか。うつや双極性障害(気分が高まる躁状態と、気分が落ち込むうつ状態を繰り返す精神疾患)の方などを対象とした復職、再就職支援を行う株式会社リヴァで働く松浦秀俊さんは、ご自身も双極性障害Ⅱ型を抱えるピアサポーターでもあります。「メンタル面に不安を抱えつつも、企業で働くにはどうすればよいのか」というテーマで松浦さんにインタビューしました。 -
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障害者だって恋愛したい!とか言うけれど。障害者の恋愛って何が問題なの?
先日、障害者の恋愛に関する取材を受けました。 障害者が恋愛をするにあたって、障害が障壁になるのかどうか、という問いから取材は始まりましたが、誰かを好きになることなんて元々は自由な話で、そこに障害の有無なんて […] -
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人間関係を見える化して、見直す。私が「相談相手マップ」づくりをすすめたい理由
「自立とは、依存先を増やすこと」という言葉を聞いたことをあるひとがいるかもしれません。私は最初にこの言葉を聞いたとき、あまり想像がつきませんでしたが、現在は「自立とは、精神的な支えを増やすこと」という意味だと捉えています。「何が精神的な支えになるのか」はそれぞれ違うかもしれませんが「自分の周囲にいる相談相手」の存在は大きいです。相談相手が多いひとは、精神的な安定を保つことができる可能性が高いのではないでしょうか。 -
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新入社員に告ぐ。辞めたくなったら徹底的に逃げろ!
少し前に『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』という漫画が話題になりました。過労自殺するくらいなら、何故その前に辞めなかったのか?そう言われても、当人には冷静な判断をすることさえできなくなっている、ということを伝えてくれている漫画です。私もかつて冷静な判断ができない状況になったことがあるので、よくわかります。それでも私は新入社員のみなさんに伝えたい。「辞めたくなったら徹底的に逃げろ」と。 -
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心の傷は放っておいても治らない。
「森本さんって”自分の苦しみは特別”感が出ていて嫌なんだよね」 先日、ふと言われたことなのですが、自分でもかなり身に覚えがあるので、ギクッとしました。そうなんです。私には全然乗り越えられていない過去があるん […] -
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【イベントレポート】デンマークに留学して得たもの解放されたものー大きく変わった”福祉”と”障害者”に対する考え方。27歳女子の本音ー
2018年3月3日、トークイベント「デンマークに留学して得たもの解放されたものー大きく変わった”福祉”と”障害者”に対する考え方。27歳女子の本音ー」を開催しました。2017年1月から「デンマーク留学記」を書いてくれた高橋菜美子さんをトークゲストにお招きし、福祉大国と呼ばれるデンマークの実情や文化、人々の考え方の違い、彼女自身の家族のことなどを話していただきながら、留学のきっかけとなった「障害とは何か?」という問いに対する高橋さんなりの回答、そして留学先で見つけてきた「幸福のレシピ」を教えてくれました。 -
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障害者が作った商品を売る。そこに必要なのは「想い」以上に「戦略」でしょ?—施設の片隅から思う。
私が勤務する障害者施設には、毎週「絵画」の時間があります。利用者の方々が創作活動をしているならば、その中身を感じてみたい、たくさんの人に広めたい、グッズなど商品化したものが売れてほしいという想いは強く、ここ一年は職場に展示された作品を眺めたり、外部の展示会に足を運んだりしていますが、正直な感想を言うと、現時点ではそれらの良さがイマイチ分かっていません。