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自分の人生を考えるために隣にいる人の人生も考えるエグモントホイスコーレ。デンマーク留学記④
フォルケホイスコーレって、知っていますか?約150年前にデンマークで生まれた「大人のためのフリースクール」のことです。北欧ではポピュラーな教育制度だと聞いていたけれど、私もここに来るまでどんな学校か、どんな授業があるのか、はっきりと説明できませんでした。わかりやすく言えば「対話を通して人生を学ぶ学校」です。 -
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生きづらいひとのそばにいるひとの生きづらさ。
生きづらさの背景も様々あれば、引き起こされる感情や心情も表現にすれば様々。本人以外、その生きづらさは分かりませんし、周囲のひとたちが代わることもできません。「俺はこんなに苦しいんだ!」なんて言われたって相槌は打てても理解はできず。言われれば言われるほどに無力感が募り、距離が広がります。生きづらさが派生、連鎖していきます。 -
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生活保護受給者ってどんなイメージがありますか?あなたに一度聞いてみたい。
生活保護受給者ってどんなイメージがありますか?読んでいるあなたに聞いてみたい。「生活保護」で検索すれば、悲しい気持ちになる記事やページが嫌なほど出てきます。どんな人が受給しているのか、少しでも認知が広がればと思い、あまり語りたくありませんが、自分のことを話します。これを書くにあたって、かなりの迷いがありました。 -
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「自分のためには頑張れないけど、仲間のためなら頑張れます」という人が嫌いな3つの理由
「仲間のために頑張る」姿は人々の心を感動させます。ドラマ、子供向けのアニメ、スポーツ。「誰かのために頑張る」ことは美談として語られる傾向にあると思います。ただ、仕事でたまに出会う「自分のためには頑張れないけど、仲間のためなら頑張れます」というひとは大嫌いです。こういう発言をするひとと付き合うときは要注意だと思っています。 -
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12月1日「世界エイズデー」に考える、日本のHIV事情
12月1日は「世界エイズデー」となっていて、日本のHIV/エイズを取り巻く状況をこの機会に目を向けていただけるといいなと毎年思っているのですが、日本の現状でちょっと気になっていることがあります。実は、保健所でのHIV検査の件数がかなり減っているのです。平成27年の保健所での検査件数は96,740件で、平成18年以来の10万件割れ。 -
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多様性のある社会になれば、自分の生きづらさが減ると勘違いしているあなたへ。
拝啓 時下、ますます生きづらいことと存じます。生きづらさに関するWebマガジンを運営していると、日々多くの方から「自分はどれだけ生きづらいか」「社会が自分の生きづらさをどれだけ理解していないか」といった内容の連絡をいただきます。私の基本的な考え方は、どれだけ生きづらさを訴えられても「わかるわけない」が基本スタンスです。 -
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カミングアウトは突然に。する側の準備、される側の無防備。ーPlus-handicap Session #7レポートー
Plus-handicapでイベントを開催すると、しばしばカミングアウトされることがある。生きづらさをテーマにしていることもあって、自己紹介がカミングアウト的なものとなるのはしょうがない。ただ、かつてのイベント後の「ゲイ→難病→余命期間」というカミングアウトのラッシュには精神力がだいぶ削られたことは今でも思い出される。 -
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支援する側もされる側もモチベーションが保てる支援を考えるーなんとカンファレンスゴールデンレポートその2ー
2016年8月28日(日)に畿央大学(奈良県)で行われた『なんとカンファレンスゴールデン』のイベントレポートの第2弾です。午後から始まった分科会では「支援においてどちらか一方が笑えない状態に陥ってないか」という私自身の懸念から、「どうすれば支援する側もされる側もお互いに笑って過ごせるかを考える」というテーマで話し合いました。 -
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「困り」が主役の支援なんて、もういらないのでは?ーなんとカンファレンスゴールデンレポートその1ー
2016年8月28日(日)畿央大学(奈良県)にて開催された『なんとカンファレンスゴールデン』。夏休み最後の日曜日に120名あまりの人が「奈良の障害支援をなんとカしたい」というコンセプトのもとに集まりました。「困り」が主役の支援なんて、もういらないのでは…?今回のチラシのタイトルを見たとき、私は「困ってるから支援するんちゃうの?」と心の中でツッコミを入れました。 -
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「生きづらさ」はなぜ生まれるのか? メオトーク × Plus-handicap 編集長対談。
世の中にあふれる様々な「生きづらさ」を伝え続けてきた『Plus-handicap』。今回は、編集長の佐々木がゲストの方と「なぜ生きづらさが生まれるのか」をあらためて考えてみることに。お相手は、夫婦のためのライフスタイルマガジン『メオトーク』編集長の山川譲さん。二人の視点から考える「生きづらさ」についてお届けします。