生活保護受給者ってどんなイメージがありますか?あなたに一度聞いてみたい。

生活保護受給者ってどんなイメージがありますか?
最初に読んでいるあなたに聞いてみたいと思います。
 

今回の記事を書くにあたって、かなりの迷いがありました。「生活保護」で検索すれば、悲しい気持ちになる記事やページが嫌なほど出てきます。どんな人が受給しているのか、少しでも認知が広がればと思い、あまり語りたくありませんが、自分のことを話します。
 


 

私はパッと見どこにでもいそうな普通の人間。美人だとか綺麗な容姿ではありませんが、その辺にいそうな女性です。毎日何もせずダラダラ生活しているかといったらそうでもなく、仕事をしています。
 

今、この原稿を書いていますが、記事を書けるようなパソコンを持っています。携帯電話も最新のものではありませんが、スマートフォンを使っています。
 

住所は東京23区内の、地価が特別安いところではありません。スーパーもコンビニも近くにありますし、駅からもアクセスに困る土地ではありません。ありふれたアパートに住んでいます。
 

高学歴ではありませんが、皆の前に出せるような文章が書けるほどの知識や素養はあると思います。毎日とはいきませんが、SNSにアップしたくなるような美味しいものを食べることがあります。
 

とりあえず、私の状況をまとめると
 

・見た目でこいつヤバイと思われる存在ではない。
・仕事が全くできない訳ではない。
・現代に必要と思われる情報ツールは持っている。
・普通のアパートに住んでいる。
・低学歴ではない。
・グルメのグの字も分からない程苦しんでいない。
 

冒頭に書いた問い「生活保護ってどんなイメージがありますか?」に対して、あなたが抱いたイメージに合致していたでしょうか。
 


 

もうひとつ、読んでいるあなたに問いたいと思います。生活保護受給者に、どんな姿を望みますか?
 

なんとも可哀想な、みすぼらしい人でしょうか。
支給日となればパチンコ三昧な人でしょうか。
なんとかガラケーを保持している人でしょうか。
大きな地震が無くとも、崩れそうな住居に住んでいる人でしょうか。
高校にも行かれないような人でしょうか。
毎日パンをかじっているような人でしょうか。
 

確かに理由があって、上記に一つでも当てはまる生活保護受給者はいるでしょう。でも、ほとんどの人は、街に溶け込んだ一見「普通」に見える人たちです。底辺の生活をしている感じには見えないでしょう。
 

とはいっても、生活を垣間見れば、流行りの服が欲しいと思っても、頑張ってファストファッション。もう少し良いものが欲しければ、古着屋に直行です。化粧品も安物かネットでお古を買っています。
 

私は精神障害を抱えていて、今のところフルタイムでの勤務が難しいと医師に診断されています。それに甘んじたい訳ではなく、少し前に生活保護を抜け出したい一心で無理をしすぎて、結果仕事を減らすことになり、所得は一気に下がりました。
 


 

毎月請求が来るネット代、携帯代は正直痛いです。情報から取り残されたくないので、生活の質が下がるとしても、無理して支払っています。
 

アパートを探す際に「生活保護?うちは無理だよ」と断られた不動産屋は10軒以上です。それほど偏見は深いのです。
 

もっとたくさん勉強をしたいと思っています。福祉事務所には「とりあえず今の生活を」と言われ、今すぐには無理そうです。今は貧困の連鎖を防ぐため役所にも考えがあり、大学進学率は上がってきているようですが、私にはそこまでできる現状でもなさそうです。
 

おしゃれなカフェで、お茶がしたいと思っても、友達付き合いなどでしか行けません。それも実は無理をしての結果なのです。
 

「健康で文化的な最低限度の生活」は、おっしゃる通り保障されていますが、それ以上は望みませんし、望めません。どこかで申し訳なく「お荷物感」を持っています。また、好きでこの生活スタイルをしているのではありません。「私は生活が保障されているし」といった、開き直る自由さも持ち合わせていません。
 

公に「私は生活保護受給者です」とは言っていませんが、だんだん付き合いが深くなれば、隠しきれないものです。その際「実は生活保護受けているの」と言っています。
 

この瞬間が一番つらいです。
あまりにも理解されづらいので。
偏見の目が怖いので。
 

自分のことを書こうと思ったのは、同情して欲しいわけではありません。あまりにも酷い偏見の目を「リアル」に感じ取ったから。この文章を読んでいる方々にも今一度考えて欲しいから。冒頭にも書いたようにパソコンを叩いています。
 

保険をかけていたとしても、様々な理由から生活保護になる人も見てきました。もちろん生い立ち上、そうならない人もたくさんいるでしょう。「他人事、私とは関係ない」と思っている方も、周りには案外受給者はいるのです。この社会で隠している人、生活保護受給者は身近なのです。
 

生活保護受給者って一体何者だろう?最後に自分に問いてみました。
 

答えは難しく、仮に今後生活保護を抜けたとしても、考えていくことになりそうです。
 

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