就活生って何と戦って「うつ」になるんだろう。

たまにはと思い、髪を短くしました。

「そっちの方が良い!」「さわやか!!」とのお言葉を頂きます。

これは時代が来たんじゃないかと。

みんな照れて最後の一歩が踏み出せないだけなんじゃないかと。

2013年春。モテキ、来る。

 

温かくなってきたせいか、妄想が止まらない男、けーすけです。

本日は今、問題になっている「就活うつ」について考えてみたいと思います。

 

 

20130321就活生って何と戦って「うつ」になるんだろう。

 

 

就活うつ。

次々に登場するうつ病の1つとして、近年問題になっています。

警視庁の調査によると、2011年には150名もの若者が就職の失敗によって、

自ら命を絶っているそうです。

警視庁が把握しているだけでこの数です。

そう考えると実数は恐ろしくて想像したくもありません。

 

またNPO法人 POSSEの調査によると、

就活経験者の7人に1人は「就活うつ」の状態になっているとのことです。

こんなにも多くの若者を悩ませる就活とは一体なんなのでしょうか。

 

私は就職活動とは幸せに、豊かになるための活動であると捉えています。

(精神的、金銭的など個人差はありますが)

自分が毎日楽しい、幸せだと言える人生を送るためには、

仕事とどう付き合っていくのか考えることが必要不可欠です。

 

だからこそ就活というタイミングで自分を見つめなおし、

自分の価値観を再認識することが重要なのです。

実際に私が生徒に指導する大半はその部分であり、

それこそが最大の役割であると確信をしています。

 

少し話がそれてしまいました。

とにかく、本来であれば幸せになるための活動であるはずなのに、

彼らをうつに追い込んでいるというのです。なんとも皮肉な話です。

では就活うつはなぜ生まれるのでしょうか。

 

原因は諸説あげられています。

「何社うけても内定が出ない」

「先が見えなくてどうしていいかわからない」

「本当は何がしたいのかわからない」

「理由もわからず落とされ、すべてを否定された気がする」

などなど。

どれもなるほど思いますが、今回は私の受け持つ大学生の様子から、

お話をさせていただきます。

 

私はこの問題の原因の一つは、就職活動が初の「絶対解無き」競争

であるからではないかと考えています。

これまで、人生を左右するほど大きな進路選択の際は、

明確な回答があることがほとんどでした。

 

幼いころからテストでは100点を取ることが素晴らしいとされ、

100点満点を目指して勉強した人がほとんどではないでしょうか。

進学の際も、自分の行きたい学校に行くために偏差値を上げ、

そこまでたどり着けば合格。そうでなければ不合格とされました。

また一般的に偏差値の高い学校ほど「優秀」と言われるものです。

 

このように、偏差値や成績、テストの点数により評価される世界では、

絶対解に向かい、できるだけ正解に近づくことが優秀とされてきたのです。

しかし就職活動ではそうはいきません。

 

もちろん学校の成績やテストの点数も、判断基準の一つにあるでしょうが、

それだけで判断されるケースは極めて稀でしょう。

本人のパーソナリティや、会社との相性など様々な要因が混ざり合って、

初めて採用や不採用という結果が出るものです。

このパーソナリティや相性には答えなどなく、

好きか、嫌いか、普通か。これに似た感覚があるのではないでしょうか。

 

このようにして彼らの多くは、ここで初めて「絶対解」のない

競争に晒されるわけです。

 

さてこんな話をしていると、

「それは昔からそうでしょ?」

なんて声が聞こえてきそうです。

 

おっしゃる通り。昔からそれは変わらないんです。

つまり逆にいうと昔から一定数の「就活うつ」は存在しており、

今に始まったことではありません。

そう、このお話のポイントはここにあるのです。

 

昔から変わらないはずの問題が、

これだけ顕在化してきているのはなぜでしょうか。

私はこの謎を解き明かすカギは「絶対解」だと考えています。

 

先ほど私は就職活動に「絶対解」はないと言いました。

それは間違いないと思いますし、多くの方から同意が得られると思います。

しかし昨今の若者にとってはそうでもない可能性があるのです。

 

というのも、昨今では多くのマニュアルが氾濫していることに加え、

不安から様々な情報を必要以上に取集しようとする傾向にあるためです。

こうして多くの人がどこかで聞いたような情報を元に似た動きを始め、

結果として「絶対解」の“ようなもの”が出来上がっているのです。

 

「絶対解」の“ようなもの”が出来上がると、

それに沿うように一生懸命に自分を作り込んでいきます。

そしてそこから外れるようなことがあったり、

当たり前の「絶対解」を実践できないような事態に陥ると、

自分に絶望して見事に就活うつが出来上がるというわけです。

 

 

私はこのような状況に陥っているのを見て、

「一体何と戦っているのだろう」と疑問を抱かずにはいられません。

絶対解などない就職活動において何かと比較して、

疑心暗鬼になり、就活うつになるのは非常にもったいないことだと言えます。

 

そんな不毛な戦いに時間をかけるならば、もっと自分を見つめ直し、

幸せになるためにはどうありたいかを考えてもらいたいものです。

そして就職活動自体がそう促すものであればと思うのです。

 

みなさんはこの問題をどう考えますか?

このライターの執筆記事

  1. 「One for all, All for one」の精神があれば、障害者雇用ってうまくいくんじゃないか?
  2. 面接官のパワハラ的質問に耐え忍ぶ、就活生の生きづらさ
  3. 就活生が陥る(後を絶たない)「シューカツ5月の罠」