一番の障害って情報障害だと思うんですよね③

 

plus handicapをご覧のみなさん。こんにちは。リーホーです。

すでにこのニックネームになじんでいただけましたか?(笑)

 

早速、前回の続きを進めていきたいと思います。

 

前回(中編)は、

障害者と健常者はそんなに変わらないんじゃないか?
ということを障害者の立場から、と書かせていただきました。

前編記事
中編記事

 

では、両者は何が違うのか?というところを今回は書いていきます。

 

義足マンには、靴ベラは必須アイテム。自分で、携帯もしていますよ。
義足マンには、靴ベラは必須アイテム。自分で、携帯もしていますよ。

 

しかし、百貨店・伊勢丹のコピーではありませんが、

やっぱり「なにか、どこか、たしかにちがう」わけなのですね。

 

私は、人生を楽しむために重要な要素として「情報」があると思います。

それは、生活全般、何にでも当てはまります。

 

障害を負うことで、一時にしろ恒常的にしろ、健常者と違う生活を

強いられるケースが多くなります。

そうした時、健常者が普通に享受するような「情報」をキャッチし損ねてしまう

それこそが「障害」じゃないのか?と私は考えるわけです。

 

私も、10か月学校を休んだのち、復帰はしたものの、治療のため、

1ヵ月に1回、1週間入院していました。

 

その差を埋めるために、結構、頑張った気もしています。
あくまで気がしているだけですが…。

 

今、思い返すと、そんな時にも、障害者が気軽に享受できる「情報」が

あったりしたら、もっと+(プラス)な気持ちで臨めたのになぁとも感じます。

 

障害者になんとなくマイナスなイメージがあるのって、

単純に「障害者向けのポジティブな情報少ない」だけなんじゃないかな、と。

この「向け」のというのがポイントです。

 

障害者がメディアに取り上げられるのは、健常者でも及ばないような

スーパースターのような存在だけ。

もちろん、その人たちは努力に努力を重ねた本当にすごい人なのですが、

そんな人はむしろ稀。どうしようもない障害者や、普通に暮らしている

障害者の方がむしろ多いのでは。

 

でも、そうした人たちもひっくるめて障害者の人生観、仕事観、価値観、

恋愛観、結婚観、遊び観などを伝える情報があれば、そんなに障害を

悲観しなくても良いのではないのかなぁと考えるわけですよ。

 

20年間、障害者をやってきて思うのは、

障害者ってどういうわけだか情報に触れる機会が少ない気がするんですよね。

そうした思いから、今回のタイトルが浮かび、私の記事の一貫したテーマに

しようと考えたわけです。

 

その辺りを、今後plus handicapでお届けしていきたいと思っています。

 

 

次回以降は、いろいろと幅広く情報をお伝えできたらと考えています。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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この記事を書いた人

堀雄太

野球少年だった小学4年生の11月「骨腫瘍」と診断され、生きるために右足を切断する。幼少期の発熱の影響で左耳の聴力はゼロ。27歳の時には、脳出血を発症する。過去勤めていた会社は過酷な職場環境であり、また前職では障害が理由で仕事を干されたことがあるなど、数多くの「生きづらさ」を経験している。「自分自身=後天性障害者」の視点で、記事を書いていきたいと意気込む。