中高年ならではの生きづらさ?女性目線で「バイアグラ」を考えてみた。

男性目線ではチラホラとバイアグラについての記事はありましたが、どれも「蘇るあの感触」的な記事ばかり。私の実体験から、女性目線での「バイアグラとはどんなモノか」を書きたくなりました。
 

過去形になりますが、私は年上の男性とお付き合いしていました。彼は50代、私は30代。性欲は私にも彼にもそれなりにありました。ふたりの時間の中でセックスに至らないときは、はっきりいってつまらないと感じていたときが多く、挿入ばかりが全てではありませんが、やはり最後までしたいものでした。
 

 

彼は彼なりに頑張って愛撫してくれましたし、私も私なりに頑張りました。ただ、彼の局部が反応しないと、私に性的魅力がないのかと悩む時期もありました。ですが、実はそれは違っていて、彼はED(勃起不全)だったようです。仮に私に性的魅力がない場合、または心理的負担がある場合は、バイアグラでは効果が出ないそうです。
 

「バイアグラで腹上死したら笑ってくれ」そう彼は言っていました。腹上死って何だろう?私はその用語を知らず、ベッドサイドでスマホ片手に検索し始める私でした。腹上死とは、性行為中に心臓発作を起こし、そのまま死に至ること。バイアグラを使用した場合の腹上死は、個人輸入で買って正しく使用しなかったケースで起こるようです。
 

そこまでしてセックスしたいのか。そう私は思いましたが、副作用のない薬などないのだと思い納得しました。また、私とセックスしたいのかと思うと、ある意味嬉しくもありました。
 

バイアグラは、性行為の1時間前に服用するようで、満腹の状況だと効果が弱くなります。つまり服用する側は「性行為に至る時間」を予測しなければならないということです。ここはムードに欠けるところでしょうか。いつもは何をしても局部に元気がありませんでしたが、バイアグラを服用すると、面白いくらいに勃起します。私も盛り上がってセックスしていました。
 

 

私は彼と付き合う前まで「バイアグラなど飲んでまで、中高年はセックスしたいものか」と疑問に思うことが多かったですが、この問題が自分に降りかかってくると、話は具体的に違ってきました。「やっぱり繋がりたい」と思った次第です。保険適用にはなりませんが、必要な薬だなあと思います。
 

デリケートなEDというお悩みの男性、またはそのパートナー。無責任にも一言言えるなら、試してみてもいいんじゃないかなって。女性目線で「バイアグラ」とかについて考えることも大事なんじゃないかなと思います。
 

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この記事を書いた人

高田 あやか