私、障害者採用を支援する会社で6年間働き、その後、現在まで障害者雇用の分野で仕事をしております。
今日は、障害者雇用の変なところについてお話したいと思います。
ちょっと考えてほしいのですが、人材を採用する時ってどういう時だと思いますか?
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そうですね、人が足りないとき、より売上を上げたい時に人は採用されます。
しかし、このデータをご覧ください。「障害者を採用する経緯」です。
このように障害者雇用は、採用のきっかけ・理由は、社会的責任や法令を遵守するためです。そのため、能力・スキル面を第一として、障害者を採用するわけではありません。
それでは、一方で、障害者の退職理由はなんなのでしょうか?こちらをご覧ください。
※「障害者活躍白書2013」とは、よりよく生きるプロジェクトが発行予定の働く障害者の意識・状況を分析したアンケート調査です。まだ今年度分のアンケートを募集しておりますので、ぜひご協力をお願いいたします。
このように障害者側は、会社都合、人間関係や労働環境が問題で職場を辞めることが多く、キャリアアップや自己実現といったポジティブな理由での退職は、ほとんどないのです。
法定雇用率を遵守し、企業の社会的責任を果たしたい企業側。自分自身の未来を描かけずに仕事に多くを望まない障害者。ミスマッチの発生、不安感の増大、退職といった問題が上がるのは当然です。
ですから、全ての障害者雇用が・・・とは言いませんが、障害者雇用において、「働きがい」や「生きがい」などを障害者雇用に求めることは、現状で言うととても難しいと言わざるを得ません。この点を解消すべく現在事業を展開しておりますが、それは追々お伝えしていきます。
今日はここまで!
それでは〜。