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human
「当事者としての話」はもうできないと語る、児童養護施設出身の久波孝典さんの言葉の本質。
「僕には今まで夢がありませんでした。なぜなら、施設を退所したひとがなれる職業、できることには限界があると思っていたからです。」これは、2011年に久波孝典さんがカナエールで語ったスピーチの一部です。「カナエール 夢スピーチコンテスト」とは、児童養護施設からの進学を応援する奨学金支援プログラム。今年は7月に横浜、東京、福岡の3都市で開催されます。 -
society
子どもの生活をサポートするプロフェッショナルとしての存在感。児童養護施設の今とこれから。
「あの子、児童養護施設に入ったらしいわよ。かわいそうよね。」 先日、報道番組で流れていた再現ドラマの中でふと耳にした言葉。「施設にいる子ども」という状態を想像すれば、かわいそう、大変そうという言葉が湧いてく […] -
human
子どもが欲しいひと、欲しかったひと。
前回の記事(「騙したかったわけじゃない、言えなかっただけ。」)で、僕が認定NPO法人ブリッジーフォースマイル(以下、B4S)で職員として働いているという話を書きました。このNPOは様々なプログラムを運営しており、その中で […] -
human
騙したかったわけじゃない、言えなかっただけ。
僕は普段、認定NPO法人ブリッジーフォースマイル(以下、B4S)で職員として働いています。この団体は、児童養護施設から社会へ巣立つ子どもたちが、未来への希望を持って生きられるよう支援する活動を、持続的かつ発展的に行ってい […] -
society
子どもの夢の応援が大人の学びにつながる。児童養護施設出身者の夢を応援する「カナエール」が大人に投げかける問い。
全国に600ヶ所弱、約3万人の子どもたちが生活する児童養護施設。施設に預けられる理由は親からの虐待や育児放棄、経済的理由や死別など様々ですが、親を頼ることができないという点は共通しています。高校を卒業する18歳の春には児 […] -
society
児童養護施設の子供たちが夢を語る「カナエールスピーチコンテスト」を見た率直な感想
児童養護施設を退所する若者たちの自立支援を行う認定NPO法人ブリッジフォースマイルの取り組みのひとつである、夢スピーチコンテスト「カナエールin横浜」に参加してきました。 児童養護施設の社会的背景やカナエー […] -
society
簡単に夢なんて語れない、児童養護施設退所者の進学格差、希望格差とは?
「夢を持とう!」や「人生でやりたいことって何?」と若者に対して質問を投げかける大人は、いつの時代にもいます。ポジティブな内容の質問ですし、悪い質問でもありません。ただ、先進国であり、世界有数の経済大国である日本でも、経済 […] -
society
「明日、ママがいない。」は児童養護施設のリアルを語ったのか
2014年1月−3月期に放映されたドラマ「明日、ママがいない。」の舞台は児童養護施設でした。ドラマを巡って様々な意見が飛び交ったのは記憶に新しいところです。 全国に589件、約3万人の児童が生活しているとい […] -
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当事者意識ってどうすれば持てるの?「分かる」と「知る」の大きな差【イベントレポート】
社会的に弱者とカテゴライズされる方への支援やサポートを考える際に、当事者意識という言葉が使われることがあります。社会問題を考える上で当事者というのは、社会問題を抱える本人を指し示すことがほとんどです。障害者の社会進出の問 […] -
society
夢、カナエール。児童養護施設からの挑戦。
「僕には今まで夢がありませんでした。なぜなら、施設を退所した人がなれる職業、できることには限界があると思っていたからです。」 この一言が発表された2011年から3年目。先月30日に「カナエール […]