障がい者ビジネスって、ネーミングも重要だと思うんですよ

plus handicapをご覧のみなさん。

こんにちは。ライターのリーホーです。

 

早速ですが、みなさん。こちらをご覧になったことはありますか?

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駐車禁止等除外標章というものです。

見たことがある、という人は相当マニアックです(笑)

詳しくは、こちら。

簡単に言うと、

対象となる身体障害者が、運転している車を路上に駐車しても
(一部禁止区域あり)

違反にならないという魔法(笑)の標章です。

 

使用される例としては、

駐車場が混雑しているため近くの路上に駐車するなどが一般的です。

なかには乱用(?)して、基本的に駐車場には停めず、路上駐車しかしない

障害者もいるとかいないかと。(それは自分のこと??)

 

あと、この標章を見せると、駐車場の警備員さんが優先的に駐車スペースに

案内をしてくれたり、障害者専用の駐車スペースをあてがってくれたりします。

ちなみに、先日、確定申告で近くの税務署に行った際、車が激混みだったので、

この標章を見せたら、他の車を後回しにして、

あっという間に停めさせてくれました!

 

まるで、ディズニーランドの優先入場券の感覚です。

 

普通に車に乗っている方からしたら、
「ふざけんな!」というお気持ちでしょうが、
実は、障害者はこんな恩恵を受けていたりもします。

 

以前、友人からは、

「普通に乗り降りできる君に、必要なものですか?

それはズルいんじゃないですか?」

 

と半分冗談、半分本気(?)で言われた記憶もあります。

この制度の是非については、今回は特に問題にしません。

みなさんには、こういう制度が世の中にはあるんだぁってことを理解して

いただければ幸いです。

 

もし、街中で路駐をしている車を見かけた時、

「邪魔だ!」と思うのと同時に、「もしかしたら、駐車禁止等除外の車かな?」

ということも考えられたりすると、とても素敵な大人だと思います(笑)

 

前置きが長くりましたが、今回の本題です。

「障害者ビジネスって、ネーミングも重要だと思います」

 

散々、恩恵を受けておいて問題提起をするのは恐縮なのですが。。。

それとこれとは切り離して考えていただきたいです。

 

何かと言うと。

「歩行困難者使用中」

という文字です。

 
「歩行困難者」

「歩行困難者」

「歩行困難者」

 

うーん。。。

 

確かにそうなんだけど。

なんか、自分相当悪いことをした大罪人のような気持ちです(笑)

 

おっしゃる通り、多少、歩行は困難だけど。。。

そんなにズバリ言われると、気が滅入るのも本音です。

 

表現のレパートリーが少ない分野だから難しいとは思うのですが、

もう少し、他の言い方は無いのかな?なんて考えたりします。

だったら、普通に「身体障害者 使用中」とか言われたいです。

 

例えば、みなさんも

「あなたは〇〇困難者ですね」とか言われたりすると、

さすがにあまりいい気分ではないかと思います。

 

要は何が言いたいかというと。

今後、障害者ビジネスを拡大させていく時に、

やはり表現のセンスは大事だと思うのですよ。

 

別に“障害者”を特別視した言葉を使うのではなく、

誰が聞いても、「あっ!その言葉いいね!」という

ポジティブでセンスの良い表現が増えていけば、

障害者ビジネスも拡大していくのではないか?と考えるわけです

 

そういうわけで、今後、そういうものを発見したら、

どんどん紹介をしてきたいと思います。

 

ちなみに、この「plus handicap」というのは結構、

秀逸なネーミングではないかと、勝手に思っている次第です(笑)

 

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

次回もお楽しみに。

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この記事を書いた人

堀雄太

野球少年だった小学4年生の11月「骨腫瘍」と診断され、生きるために右足を切断する。幼少期の発熱の影響で左耳の聴力はゼロ。27歳の時には、脳出血を発症する。過去勤めていた会社は過酷な職場環境であり、また前職では障害が理由で仕事を干されたことがあるなど、数多くの「生きづらさ」を経験している。「自分自身=後天性障害者」の視点で、記事を書いていきたいと意気込む。