-
other
「障害理解」をテーマにした学校講演に登壇するようになって思うこと。
毎年30校〜40校ほどの学校講演の依頼を受けます。障害理解系、パラスポーツ体験系のテーマが多いのですが、感想文でもらうメッセージの中には「障害者って大変な人たちだと思ってました」という言葉が一定の割合で含まれます。 「ました」と過去形になっていること、過去形で捉えられるようにすることが僕の仕事です。 -
other
子どもからの「発達障害って何?」の質問にちゃんと答えたい。放課後等デイサービスの現場から。
先日、中学2年生の自閉症スペクトラムのY君(仮名)に「発達障害って何?」といきなり質問をされました。ここ何年かで「発達障害」の言葉自体は有名になったものの、改めて説明をするのはむずかしいです。そもそも、発達障害自体がはっきりととらえにくい上に、本人にどう伝えたらいいのかという問題もあります。 -
other
解離性障害への理解なんていらない。その事実だけ知っておいてほしい。
解離性障害、特に離人症の症状は、どんなに言葉を尽くしても「解離」の状態を正確に言い表すことは難しいと思っています。自分の名前、生い立ち、物の好み、自分の意思、意見、主張などすべてがはっきりとしているのに、それらが「自分のもの」という感覚だけが抜け落ちて「自分が自分である」という実感がまったくありません。