腎臓病・透析患者のための婚活パーティーが初開催

好きになった相手が腎臓病を患っていて、週に3回ほど人工透析を受けていると知ったならば、相手への気持ちが偽らざるものであったとしても、ちょっと尻込みしてしまうかもしれません。付き合う?大丈夫かなあ。結婚?その後がいろいろ大変じゃないかなあ。そんな不安を拭うことは簡単ではありません。
 

実はそんな懸念は相手にも伝わってしまうもので、病気を抱えている当事者も、同様の悩みを抱えています。自分の病気のためになかなか恋愛や結婚に踏み出せない、相手のことを考えて一歩控えてしまう、そもそも恋愛や結婚などを考えられない。結果的に「どうせ透析患者だから…」というような諦めにつながってしまいます。
 

20160918ニュース
 

透析歴29年の患者が代表を務め、腎臓病・透析患者向けポータルサイト「じんラボ」を運営する株式会社ペイシェントフッド(東京都世田谷区、代表取締役:宿野部武志)が、結婚を真剣に考える腎臓病・透析患者向けの出会いの場『じんラボ婚活パーティー』を10月2日(日)に東京・五反田にある「EL TRES さくらてらす五反田」にて初開催します。
 

今年6月に腎臓病・透析患者を対象に調査された「患者が抱える悩み」では、仕事、生活、旅行などさまざまな悩みに関するデータがまとめられていますが、【恋愛・結婚】に関する悩みごとが非常に切実であることが浮き彫りとなり、裏付ける結果として未婚率の高さが挙げられています。
 

自身の病気を受け入れ、正しく向き合い、ポジティブに生きること。これは、代表の宿野部さんのメッセージですが、患者を患者と感じさせない前向きなエネルギーは、関わった相手が「その人に興味をもつ」「病気を正しく知りたい」と思う原動力につながります。これは簡単なことではありませんが、このエネルギーがなければ、周囲との人間関係がなかなか好転しないはず。恋愛や結婚においてはこれがなくては始まらないでしょう。
 

婚活パーティーと聞くと、”結婚相手を探さなきゃ”と鼻息荒いイメージが頭に浮かびますが(私だけ?)、出会いなくして先には進めません。”ちょっと交友関係広げてみようか”くらいの気持ちで参加することが、今後の人生に大きな意味をもたらすかもしれません。素敵なパートナーを見つけられれば御の字ですが、まずは友人の輪を広げてみようくらいのスタンスがちょうどいいのではないでしょうか。
 

【開催概要】

・日時:2016年10月2日(日)11:30~(11:15開場)

・会場:東京 EL TRES さくらてらす五反田(東京都品川区東五反田2-9-11)

・参加定員:男性8名 女性8名

・料金:当日現金 男性:6,500円 女性:6,000円

・参加資格:結婚を真剣に考えている腎臓病・透析患者の方、またはご理解のある方

・対象年齢:26~55歳

・お申込方法:下記フォームにてオンライン申込またはお電話
ホームページから → https://goo.gl/forms/B25x4HQrYd5arqbN2
電話から → 03-6279-5669 (受付時間:10時~17時)

・イベントページ
http://www.patienthood.net/blank-6

 

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