ここまで続けてるなんて想像してなかった。半年くらいで飽きると思ってた。
毎年3月1日の創刊記念日(記念と言いつつ何もしませんが)を迎える度に
よく続けてるなあ、続いてるなあと自分で自分を褒めたくなります。
誰も褒めてくれないので、結局は自分で褒める以外に方法はないのですが。
3年前、Plus-handicapを開設した頃の自分自身に会えるなら
「これから3年、クソがつくほどの苦行が続く。辞めるなら今のうちだよ。」
そう伝えると思いますし、辞めさせようと勧めるかもしれません。
継続は力なりという言葉は嘘ではありませんが
継続は苦行なりもまた真実だなと思います。
2013年3月1日に開設したPlus-handicapも3周年。
「生きづらさ」というキャッチーなのか、分かりづらいのか
ちょっと曖昧なテーマで始めたサイトも3年が経過しました。
開設当初は1日50人がサイトに来てくれただけでニコニコと喜んでおりましたが、
今ではそのウン十倍、ウン百倍の方々に訪れていただけるようになりました。
賛否両論、叱咤激励。時には炎上、時にはdisられながらも
ここまで多くの方々に読んでいただいております。嬉しい限り、感謝感謝です。
「ひとりでブログ書いてても続かないじゃん。みんなで書こうよ。ファンをシェアしよう。」
編集長佐々木の三日坊主癖。認知されたいという功名心。シェアと言いつつ、ファンを奪えないか…
人間味溢れる願望の数々から、矢辺→堀→坂本→井上という順番に「巻き込まれ事故」の要領で
ライター仲間(被害者)が増え、今では述べ40名近いライターに支えられるサイトになりました。
開設当初のメンバーって今いるの?という質問を頂くこともありますが
みんな元気にあちらこちらで活動しながら、唸るような原稿をたまに送り届けてくれます。
冷静に見ると、井上だけが理事として組織に残ってくれているだけですね。。。
3年も経てば「生きづらさを緩和、解消、予防する」というお題目を唱えるようになり
少しでも多くのひとが自分自身の選択と決断に納得し、幸せな人生を送れるようになってほしいと
場面によってはドヤ顔で、社会に対するメッセージを発信するようになりました。
「当事者が変われば周囲が変わる。周囲が変われば社会が変わる。」
生きづらさを抱えた当事者の意識と行動が変わらない限り、生きづらさは減らない。
この3年で自分自身も、サイト自体も大きく成長できたような気がします。
最近では、WEBを通じての発信も然ることながら
講演に呼ばれたり、企業や法人とコラボしたりと様々な仕事が増えてきました。
まさかこんなに偉そうな立場になるなんて。人生分からないものだなと思います。
この1年もどうなるか分かりませんし、来年の今頃に何しているか分かりません。
目標や予定を立てたところで、その通りにはなかなか実現しないものですが
「Plus-handicap」を通じた発信は楽しいですし、ずっと続けていきたいですし、
せっかくならば、輪を大きく広げていきたい。この気持ちは日々強くなっています。
とは言っても、
・最近、更新頻度減ってない?
・今までのほうが面白かったなあ。
・もう少し「なかなか知らない」リアルなネタを用意してよ。
など、様々な意見を頂戴する度に、耳が痛いなあ、言うだけって楽だよなあ、代わってよ。
そんな本音をこぼしそうになってしまいますが、いやこぼれていますが、
・ここでしか読めない「生きづらさ」に関するなかなか知らないリアル
・「生きづらさ」にまつわる、より深い考察と意見
・「生きづらさ」を緩和、解消、予防するための事例や知識、情報
・そういうこと言ってもいいんだというタブーへの切り込み
この4つを軸に据えて、この1年は情報発信を進めていきたいと考えております。
2014年9月に一般社団法人プラス・ハンディキャップとして法人化したことで
「ちゃんとしなきゃ」という気持ちに最近駆られていましたが
「ちゃんとできない」ことに残念ながら気づきました。
「マイペース」と「ちゃんと」の程よいブレンド。それがこれからかもしれません。
Plus-handicapを立ち上げた頃の遊び心とわがままさを今にトッピングして
3周年を迎えたPlus-handicapを運営していきたいと思います。
新たなる一年もよろしくお願い致します。
2016年3月1日
Plus-handicap 編集長 佐々木一成