【電子書籍出版】「早期離職白書2016」弊団体理事 井上洋市朗 著

プラス・ハンディキャップの理事である井上洋市朗が書いた「早期離職白書2016」が電子書籍になりました。これまでは、井上が代表を務める株式会社カイラボのWebサイト上でしか購入できませんでしたが、これからはAmazonなどで購入が可能です。街の本屋さんでも取り寄せにはなりますが、購入できます。
 

なぜ3年で辞めるのか?

 

「最近の若い人は大企業に入っても3年以内で3割が辞めてしまう。」そんな話を聞いたことがある方は少なくないかと思います。しかし、実は最近になって若い人が3年で3割辞めるようになったわけではありません。30年前から多少の上下動はあっても基本的に大学新卒者の3割は3年で辞めていたのです。
 

本書は「早期離職」をテーマにした白書です。前半で、早期離職に関する統計情報/インタビュー調査を整理・解説したうえで、後半では早期離職者25名への個別インタビューの内容を詳細に掲載しており、分析データだけでは見えない、早期離職に関する個別ケースを知ることができます。
 

3年で辞める退職理由については様々な理由が言われています。人間関係が原因、給料が安いのが原因など。転職サイトが実施した大規模な調査もありますが、データ上の数字だけを見てもリアリティを感じられないという人も少なくないのではないでしょうか。
 

3年以内で辞めた人それぞれに入社してから辞めるまでのストーリーがあります。早期離職白書では、一人ひとりのストーリーに迫り、なぜ辞めたのか?どうすれば辞めなかったのか?辞めたことを後悔していないのか?などを聞いています。
 

大卒の3年以内の離職について「最近の若い人は根性がない」「時代が変わった」「コミュニケーション力の低下が問題」など、自分なりの考えを持つ方にこそ読んでいただきたい内容です。
 

※本書は2016年にクラウドファンディングを通じて「早期離職白書2016」としてまとめた内容を、一部改訂のうえで書籍版として発行したものです。
 

紙の本でほしいという方は、Amazonで「オンデマンド」を選択すれば、印刷・製本されたものが購入可能です。
(電子版と製本版では金額が異なるので、ご注意ください。)
 

Plus-handicapをはじめて4年が経ちました。今年は(今年こそは)原点回帰。

2013年3月1日にスタートしたPlus-handicap(通称プラハン)も4年が経ちました。4年前に立ち上げた頃のメンバーと今のメンバーはガラリと変わり、継続することの難しさを感じながら、出会いと別れは繰り返されるものだとつくづく感じます。また、ずっと変わらず関係性を築いてくれる方々の懐の深さには嬉しくなるばかりです。
 

「なんか生きづらいひとのなかなか知らないリアル」という最初に立てたコンセプトが、一種のプラハンらしさを形作っていると思いますが、このコンセプトを今のメンバーはそこまで知りません。というか、気にしていません。ライターにせよ、編集メンバーにせよ、なんとなくプラハンってこんなカンジでしょ?と自分なりに解釈し、そこに大きなズレがない状態で伝わっていることは、継続という価値なのでしょう。
 

4年も経てば、社会の意見も少しずつ変わってきます。24時間テレビを批判した記事を書いたのは2013年でしたが、当時は原稿をこきおろすツイートばかりが目立ったのに、感動ポルノという言葉でSNS上が大反響したり、バリバラが物申し始めたり、五体不満足の方が違うブランディングを始めたり(笑)。だんだんと変わっていく社会の意見や風潮を横目で見ることが出来るのが、メディアを運営する面白さかもしれません。自分たちと似たジャンルを扱うメディアも増えてきました。
 

プラハンを始めたときに、個人的な問題意識として考えていた「障害者を取り巻くイメージの転換」については、だいぶ解決が見えてきました。今思えば、見えたと思ったタイミングと執筆や運営に対する意欲が下降してきたタイミングは一致するように感じます。あ、言い訳です。
 

更新量にこだわった1年目、原稿の質と反響を気にしすぎた2年目、拡大を意識したのにできなかった3年目、法人化したことでメディアではなく事業に注力した4年目。何もなかった1年目が一番楽しくて、できることが増えれば増えるほど、楽しさは減り、それが不自由さと義務感に変わっていきました。本当に不思議なものだなあとつくづく思います。
 

2017年2月、プラハンってどんなメディアですか?と聞かれることがすごく多い時期でした。今までだと「生きづらさ」に関する説明を展開していたのですが、最近は「知ってそうでなかなか知らないこと」「言えそうでなかなか言えないこと」「言われてみるとたしかにと納得しちゃうこと」を伝えるメディアですねと言うようになりました。「生きづらさ」という言葉を入れなくなったことは意識の変化かもしれません。少し説明は長いけれど。
 

メディアは当事者に対してそんなに責任をもっていません。そして、言いたいことを言えるという素敵なポジションです。
 

「例えば、ひきこもりのひとに対して、社会は楽しいよとあの手この手で綺麗に見せたとしても、その先の生活の難しさなんて何も伝えない。勇気を持って外に出たのに、外の世界のしんどさを一身に受けてまたひきこもったなら、その責任は誰が負うんだろう。」
 

先日、取材でこの言葉が自分からこぼれ落ちたとき、今の自分は、この問いに立ち向かう編集長でありたいんだと気づきました。だから「個人が変われば周囲が変わる、周囲が変われば社会が変わる」とリーフレットに書いているんだし、「当事者の意識と行動を変えたい」とメッセージを伝えているんだと。
 

「綺麗事を抜きにしたリアル感」「意識高そうな論調に対する皮肉」「矢印をひっくり返して考えてみる」といった古参のメンバーの価値観を軸とした原点回帰を目指そうと思います。この価値観の先に、プラハンが描く未来がありそうな気がします。いろいろなメディア、プロジェクト、キーパーソンが「生きづらさ業界」に増えたことで、僕たちは本来やりたかったことに集中できるようになりました。
 

5年目は久しぶりに楽しくなりそうです。ちょっとだけ更新頻度が上がるであろうプラハンを楽しみにしていただけると嬉しいです。
 

2017年3月1日
Plus-handicap 編集長 佐々木一成

【コラム連載:2017年1月〜】東京新聞「生きづらさって」

2017年1月より、東京新聞朝刊にて、毎月第1・第2・第3金曜日に「生きづらさって−プラス・ハンディキャップ通信−」というコラムの連載がスタートしました。
 

1月13日に掲載された第1回の誌面です(東京新聞朝刊)


 

障害者、難病/希少疾患患者、メンタル不調者、アトピー患者、セクシャルマイノリティなど、社会で生きづらさを感じやすい方々が

①社会のどの部分に生きづらさを感じるのか
②社会の何が変わればいいのか

といったことをテーマにし、コラムを執筆しています。
 

普段はWEBでの発信を主としているので、新聞で発信できる機会をいただけたことに感謝しております。ぜひ一度、手にとって読んでいただければと思います。

 

2016年度NEC社会起業塾(ETIC社会起業塾イニシアティブ)に選ばれました!

この度、一般社団法人プラス・ハンディキャップは、NPO法人ETICが進める「社会起業塾イニシアティブ」の2016年度の社会起業塾生に選ばれました。エントリーのあった51団体の中から、今期採択された9団体の中のひとつとして選ばれました。
 

次代を担う起業家型リーダーの輩出を通じて社会のイノベーションに貢献するというビジョンを掲げているNPO法人ETICが進める「社会起業塾イニシアティブ」は、未来を創る担い手を育てるためのプログラム。著名な社会起業家が先輩としてたくさん並んでいる”社会問題をビジネスで解決する”団体のいわば登竜門です。
 

今回は、弊団体が新しく立ち上げようとしている「生きづらさを緩和・解消するため/人生を充実させるためのトレーニングジム」事業がETICと、そしてご支援いただくNEC社会起業塾によって採択されました。
 

こっそりと6月にエントリーし、7月・8月にかけてプログラムを受講し、3度の選考を突破してきましたが、選ばれたからにはこの事業が社会を変えるものだと信じて、突き進んでいきたいと思っております。WEBマガジンの運営と併せ、生きづらさをなくす・ふせぐために、今後とも精進して参ります。この新しい事業もご期待ください!
 

2016年9月22日
一般社団法人プラス・ハンディキャップ
代表理事 佐々木一成
 

【参照先】
2016年度の社会起業塾生が決まりました!|NPO法人ETIC「社会起業塾イニシアティブ」サイト

2016年度活動団体|NEC社会起業塾サイト
http://jpn.nec.com/community/ja/resources/npo-2015.html?

「生きづらさ」に関するアンケート調査のおねがい(2016年7月11日加筆)

この度、一般社団法人プラス・ハンディキャップでは、何が原因で「生きづらさ」が生まれているのかを明らかにするために、本日7月4日より、WEBアンケート調査を行います。
 

●生きづらさに関するWEBアンケート調査
https://qooker.jp/Q/auto/ja/plushandicap/plushandi/
 

「あなたって生きづらいですか?」なんて、すごく聞きづらい問いかけなので、そんな直球な問いはありませんが、5分〜10分程度の時間ですべて回答できる簡易なアンケート調査となっております。「今の社会は生きづらいなあ」と感じている方だけでなく、リア充真っ只中という方にもぜひご回答いただければと思います。アンケートの回答は個人が特定できない構成にしておりますので、プライバシー等が気になる方も安心して回答いただければと思います。
 

アンケート調査の冒頭(スクリーンショット)

アンケート調査の冒頭(スクリーンショット)


 

今回の調査結果は「生きづらさをなくす」ための企画立案や政策提言のために用います。調査終了後には、Plus-handicapの記事として、結果と考察をご紹介したいと思います。お忙しい中、大変恐縮でございますが、アンケートにご協力いただければと思います。よろしくお願いいたします。
 

●生きづらさに関するWEBアンケート調査
https://qooker.jp/Q/auto/ja/plushandicap/plushandi/
 

【アンケート調査概要】
目的:生きづらさの原因の明確化(弊団体の仮説検証)
日時:7月4日22時〜7月10日23時59分
調査に関するお問い合わせ先
info☆plus-handicap.com(☆を@マークに変更してください)
 

(2016年7月11日加筆)
皆さまにご協力いただき、当初想定していた数を大幅に越える回答を集めることができました。誠にありがとうございました。集計結果をもとに、調査報告の記事をまとめたいと考えております。ご期待ください!

 

一般社団法人 プラス・ハンディキャップ
代表理事 佐々木 一成
 

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