様々な情報やモノ、サービスが溢れる時代、大人も子どもも「選ぶ」ことが難しくなってきています。Amazonなどのネットショップで注文するときにも「あなたへのおすすめ」が示されるようになり、自分が主体的に選ばなくても、自分にとって適したものが届くようになりました。「選ぶ」必要がなくなる時代が、すぐそこまでやってきているのかもしれません。
とはいっても、自分の未来やキャリアは誰かが決めてくれるものではなく、自分で選び取り、決めなくてはいけないもの。「選ぶ」力が不要となることは、今のところ考えにくいことも実状です。今年創立130周年を迎える学校法人福岡女学院では、「選ぶ」力を身につけるためのワークショップが開催されます。小学校5・6年生を対象としたもので、男女関係なく参加できます。
5月、6月と2回開催されるこのワークショップでは、「醤油」と「ファッション」をそれぞれ選びます。食べるもの、着るものを中身や背景、そのものの価値などを考えることなく、価格第一に選んでしまうことがあります。自分なりの選択基準を持ち、その基準に従って選ぶことの意義を学びます。
世界でただひとりの醤油ソムニエールと学ぶ醤油ワークショップ、親子で世界でたったひとつのオリジナルアクセサリーを作るワークショップの2本立て。自分らしい基準を活かして、モノを選ぶ。作る。そんな体験を小学生の頃から味わえる、いまどきの小学生をうらやましくも感じます。
【イベント概要】
●「醤油」を選ぶ〜調味料を選ぶことで、社会が変わる
日時:2015年5月9日(土) 9:30~12:00(受付9:00~)
講師:世界でただ一人の醤油ソムリエール 黒島慶子さん
●「ファッション」を選ぶ〜自分で作ることから始める
日時:2015年6月20日(土) 9:30~12:00(受付9:00~)
講師:ジュエリーブランドCHIMASKI(チマスキー)代表取締役 デザイナー 酒井洋輔さん
●対象:小学校5・6年生(男女)とその保護者
●場所:いずれも福岡女学院125周年記念会館リーホール
(福岡市南区曰佐3丁目42-1)
●参考サイト
https://www2.fukujo.ac.jp/js/information/8637/