障害を持たない人が、障害者が抱える困難さを知るにはどうすればよいのでしょうか。目が見えないというのはどのような状態なのか、自閉症の人には日常風景がどのように写っているのか。そういった状況を体験できるプログラムを通じて障害について知り、考えるきっかけにするイベント「Think Handicap」が10月2日に調布市で開催されます。
実は企画構成の段階から関わらせていただいており、情報として障害を知るだけでは面白くないよね、障害者の世界に興味がある方々がまだ体験していないコンテンツがないかな、そんな意図で体験プログラムを集めてみました。
また、プラス・ハンディキャップのメンバーで、自身も当事者である村田がファシリテーターを務め「障害者のなかなか知らないリアル」に突っ込んでいくパネルディスカッションを行います。”障害者×女子目線”の観点から、障害者の世界の議論を深めていく予定です(関係者から叱られなければ)。
普段はなかなか障害をお持ちの方と接する機会のない方、これまであまり障害者に対して興味が湧かなかった方、プログラムが面白そうだから参加したいという方にこそ、参加していただきたいイベント。参加費無料ですので、皆様のご参加お待ちしております。
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Think handicap ~障害の知らないを知る、考える、体験する~
【日時】
10月2日(日)13時~16時
【場所】
調布市市民プラザあくろす ホール1
(東京都調布市国領町2-5-15 コクティー3階)※京王線国領駅北口すぐ
【参加費】
無料
【当日のプログラム内容】
第一部 障害理解体験プログラム
(以下のA・B・C+Dの中からいずれかを選択します)
A:グッズで発達障害体験!88ぶんの1ワークショップ(提供:NPO法人ADDS)
簡単な器具を付けて自閉症の世界を体験しながら,チームで脱出ゲームに挑戦!体験を通じて、お子さんが感じる困難さ、得意なことを知り、また、そこから「多様性」や「個性」への気づきを得られます。座学研修も実施しますので、支援に関する専門知識も学べます。
B:記号カラダ体操で知る障害者のできる・困った(提供:振付家・ダンスファシリテーター くはのゆきこ)
地震などの災害のとき、障害のある方は何に困ると思いますか?障害にはそれぞれの特性があり、得意なことと苦手なことがあります。障害のある・なしに関わらず「災害時にどうすればよいのか」について記号カラダ体操を通じて考え,覚え、表現します。
C:障害のある方への接客体験プログラム(提供:調布市自立支援協議会)
模擬ドーナツ屋さん、いざ開店!ここは、誰にとってもやさしい接客をモットーとするドーナツ屋さん「ミス・ドルチェ」。参加者はお店の従業員となり、障害のある方にとって安心できる接客を店長と一緒に学んでいきます。
D:パラディスボール(提供:電通ダイバーシティ・ラボ)
チーム対抗のボールゲーム。一部の方にアイマスクをして頂き、見えている状態の方の指示の下、相手チームに向かってボールを転がします。相手に配慮しながら伝える大切さを楽しみながら体感できます。
第二部 パネルディスカッション「障害のリアル」
●ファシリテーター 村田 望(一般社団法人プラス・ハンディキャップ)
就職活動時に稀少性の難病にかかる。健常・見えない障害・見える障害の経験を活かし、ライターにて活動中。ブログでは障害者と健常者の理解を深めるため「障害者側からの問題提起や健常者側からの疑問」を読者から受け、発信している。
●パネリスト① 竹内 弓乃(NPO法人ADDS)
1984年香川県生まれ。2006年に、現在共同代表をともに務める熊仁美とともに学生団体KDDS(慶應発達障害支援会)を創立。同大学院へ進学し、自閉症児への早期支援をテーマとした臨床研究を行う。09年ADDSを創立。横浜国立大学大学院学校教育臨床専攻臨床心理学コースへ進学、出産を経て、13年同大学院修士課程修了。臨床心理士。
●パネリスト② 佐多 直厚(電通ダイバーシティ・ラボ)
電通ダイバーシティ・ラボにて、ユニバーサルデザイン(UD)社会化の推進に向けて、字幕付きCMをはじめとしてUDコンサルティングを行っている。業務外では、災害支援・救援活動を中心にボランティア活動を行う中で、ボランティアネットワーク情報の提供も実施している。
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