「始発か終電」というサラリーマン時代、毎日が寝不足で頭の回転が鈍くなり、顔や表情からは若さが消え、もやっとした状態で毎日を過ごしていたことを思い出します。あの頃はまだ「ブラック企業」という言葉に市民権がなく、不夜城のようなオフィスで働き詰めていることが当たり前でしたし、若いときは死ぬ手前まで負荷をかけて働くもんだと思い込んでいました。そんな当時の私の悩みは「あと30分でいいから寝たい」。
あの頃の私のような「どうしても睡眠時間が確保できない方」向けのサバイバル睡眠講座が近々開催されるとのこと。Plus-handicapが本拠を構える東京神田神保町にある「おひるねカフェcorne」で5月20日・27日の2日間で開催されます。
多忙で不規則な生活。どうしても仕事が原因でそのような毎日から抜け出せない。だけど仕事はそのままで、効率のいい睡眠を手に入れて元気に過ごしたいと思っているあなたへ。
この具体的すぎるターゲットはまさに私にピッタリではないかと、心をえぐられる思いです。「交代勤務者のシフトに合わせた眠り方」や「やってはいけない夜勤中の眠気解消法」など、切り口もなかなか斬新で、本当に不規則な毎日で睡眠リズムがバラバラ、体調もよくないという方にはうってつけではないかと思います。講座は男女関係なく12名が定員とのこと、いつもは女性しか入ることのできない「おひるねカフェcorne」に出かけるチャンスです。ただ、問題は「不規則なハードワーカーが水曜日の19時に仕事を終えていることができるのか」ではないでしょうか。
Plus-handicapでライターを務める、保健師であり、ストレスケアの会社を経営している杉本さんは、
「体調管理がうまくいかないことで、体調を壊す、病気になるというのは、もったいない。それで夢やキャリアを断念せざるを得なくなったら意味がない。保健師の観点からいえば、体調管理くらいできなければ、そもそも自分が思い描くキャリアなんて進めるわけないじゃんと思う。」
とよく話していますが、質の良い睡眠は体調管理の初歩的なもの。イベントに行く・行かないに限らず、自分自身の未来のためにも、睡眠を見直すことは大切なのかもしれません。
2月頃のNAVERにまとめられていたもので、眠れない時に効く「4・7・8呼吸法」というものがあるようです。慣れれば1分で眠りの世界に入れるとか。息を全部吐き切り、鼻から息を吸いながら4つ数え、息を止めそのまま7つ数え、8秒かけて口から息を吐き切るという腹式呼吸のようですが、この「4・7・8」というリズムが大切なのだそうです。なかなか眠りにつけないという方はぜひ。
(参考)
「不規則なハードワーカーのためのサバイバル睡眠講座」
日時:2015年5月20日・27日(19時〜21時)
場所:おひるねカフェcorne http://corne.jp/
参加費用:2日間で10000円