いま弊サイトをお読み頂いてる皆様にも、飼っている方がいることでしょう。そう、ペットです。
現在日本では、犬と猫だけで2,000万頭を超える数が飼われているという調査結果がでています。他にもエキゾチックアニマルと呼ばれる、ウサギやイグアナ、ヘビやカメやオウムといった種類の飼育数も含めると、とんでもない数になりそうです。また、犬・猫の2,000万という数字は、日本の15歳未満の子供の数(およそ1,600万人)よりも遥かに多いということもあり、客観的に見ても、ある意味、人間にも引けを取らない身近な存在であり、家族・パートナーといっても全くもって過言ではないのかもしれません。
しかし、そんな愛すべき存在のペットとも、いつかは死別する瞬間が訪れます。そしてその別れには、大きな深い悲しみを伴うことでしょう。そんな心理過程を「ペットロス」といいます。
僕自身、ウサギを2匹飼っていましたが、昨年に10歳近くになる1匹を亡くしました。部屋のなかには、まだ1匹いつも通りの感じでいてくれたので多少気持ちが楽になったのかもしれませんが、暫くのあいだ、とにかく相当テンションがダダ落ちしたのは身に覚えがあります。もし部屋のなかに、空のケージ(小屋)と僕だけが残される状態だったら、メンタル的にかなり寂し過ぎる状態だったと思います。
ペットロス状態も時間と共に悲しみを乗り越えて少しずつ回復していく場合が多いですが、その期間や深みは人それぞれであり、なかには抑うつ状態や睡眠障害が起こる場合もあります。そんな状態になった場合には、次にご紹介する専門家の方に相談を検討してみてもいいのかもしれません。
特定非営利活動法人 日本ペットロス協会
http://www5d.biglobe.ne.jp/~petloss/index.htm
この団体の代表の吉田千史(よしだちふみ)さんは、獣医師でもあり臨床心理士(カウンセラー)でもあります。ペットロス状態である飼い主さんに対しては勿論のこと、動物病院など動物に関わるお仕事をされている方へのカウンセリングサービスや、ペットロス・カウンセラー養成講座も行っている「the ペットロス専門家」です。
もし、身近にペットを亡くされて長期間悲しみから立ち直れない方がいたら、こういった団体について教えてあげてみてはいかがでしょうか。
(ご質問・お問い合わせ)
特定非営利活動法人 日本ペットロス協会
TEL:044-966-0445(平日午前10時~午後8時)
(参照)
日本の家庭でのペット飼育の現状とは?|Impress Watch(2015.4.2)
http://www.watch.impress.co.jp/headline/extra/2015/pet/docs/03.html
平成25年度 全国犬・猫飼育実態調査・猫飼育実態調査結果|一般社団法人 ペットフード協会
http://www.petfood.or.jp/topics/img/140101.pdf