日本のホームレス人口発表。居住とは?生活とは?

2015年4月28日、厚生労働省より「ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果」が発表されました。
 

厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果について」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000083546.html
 

この調査は「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」に基づいて行われたもので、全国の市区町村を巡回し、目視によってホームレスの概数を調査しています。なお、本法律におけるホームレスの定義は「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所として日常生活を営んでいる者」となっています。
 

平成27年1月に実施された調査によれば、ホームレスの総数は6,541人(うち男性:6,040人、女性:206人、不明:295人)。平成23年調査の10,890人から、毎年減少を続けています。ホームレスが最も多かったのは大阪府(1,657人)。次いで、東京都(1,498人)、神奈川県(1,204人)となっています。逆に青森や島根県は、ホームレスが0人となっており、本調査が果たしてどこまで現実に則したものであるかは、なんとも言えないという印象です。
 

渋谷、玉川通りガード下
 

調査結果を受けて、調査手法やホームレスの定義について疑問を呈する記事も書かれており(BLOGOS|「日本のホームレス数は6,541人と厚生労働省が発表!ーホームレスの定義と調査手法の課題ー」)、この調査結果の発表を機に、今一度ホームレスや、居住、健康で文化的な最低限度の生活(日本国憲法第25条)などについて、考え直すべきなのかもしれません。
 

ホームレスの人達の住居を撮影した写真集『0円ハウス』で一躍有名になった坂口恭平さんの著作(『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(河出書房)、『隅田川のエジソン』(幻冬舎)など)や、2014年4月から発泡スチロール製の家を背負って移動生活をする「移住を生活する」というプロジェクトを行っている村上慧さん(http://satoshimurakami.net/)などは、ホームレスや日々の生活を考え直す上で、行政による数字とは違った視点を与えてくれるかもしれません。既に有名ですが、ホームレスの方々が販売する雑誌「ビッグイシュー」(http://www.bigissue.jp/)を購入することで、ホームレスの人々の生活を支援するといった方法もあります。
 

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