Plus-handicap(プラスハンディキャップ) は
なんとなく「生きづらい」ひとたちの
なかなか「知らない」リアルを切り取るWEBマガジンです。

私たちが取り上げるテーマ、「生きづらい」って何でしょうか。
普段の生活で「あ~、俺、生きづらいわ~」なんてなかなか使わないですし、
「あなたって生きづらいの?」なんて聞かれたならば、それは悲劇です。

私たちは、何かしらのハンディキャップ(障害)によって、自分の思ったようにうまくいかない
もどかしさ・しんどさ・きびしさ・せつなさのようなものを「生きづらい」と考えています。

ハンディキャップという言葉から考えていくと、
「生きづらい」代表格には障害者が挙げられるかもしれません。
目が見えない、耳が聞こえない、足が不自由、心を病んでいる、幻覚が見えるなど
障害者といっても一括りにできませんが、自分自身が抱える障害によって
できないことがあったり、不自由さを抱えたり、伝わらない痛み・苦しみがあったり。
健常者と比較すれば、「生きづらい」要素がたくさん眠っているかもしれません。

しかし、何かしらのハンディキャップを抱えているひとは障害者だけでしょうか。
多種多様なひとが混在する社会の中で、「生きづらい」を生み出す原因は無数に転がっています。
ニート、フリーター、引きこもり、児童養護施設出身、生活保護、早期離職、就職・転職活動、
病気、難病、LGBT、外国人、ハーフ、セックスレス、スクールカースト、いじめ。
ちょっと挙げただけでもこれだけ。おそらくもっともっと原因は多岐に渡ります。

10人いたら10通りの、100人いたら100通りの「生きづらい」があると思うのです。
もちろん「生きづらい」なんて感じたことがないひともいるでしょう。
ただ、自分は感じていなくても、隣にいる大切なひとは感じているかもしれません。

私たちは「生きづらい」と考えられるひと、「生きづらい」と感じているひとたちが
何に悩み、苦しみ、もがいているのかという人間臭いリアルをお届けします。
また、そのような方々を支援しているひとたちによる、社会に対しての改善提案をお届けします。

記事を読み終わったとき、
・世の中にこんな「生きづらい」ひとたちがいるんだ
・「生きづらい」状態を解決するためにこんな取り組みがあるんだ
ということを知ってもらえるだけで嬉しいです。

何か行動に移してくれとか、支援してほしいとか、そんな仰々しいことは望みません。
自分の知らない世界、なんとなくしか知らなかった世界があったということを
ただ知ってくれるだけで私たちにとっては充分嬉しいのです。

ひとは自分の興味があることにしか反応を示しません。当たり前です。
しかし、自分が興味のなかった世界から予期せぬタイミングで新しい情報を仕入れたとき
頭の中や心の中で化学反応が起こり、新しい価値観が広がります。

「生きづらさ」という世界を通して、皆さんの価値観に揺さぶりをかけられれば幸いです。

2013年12月15日
Plus-handicap 編集長
佐々木 一成