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society
障害を「個性」だなんて言うけれど。
「障害は個性のひとつなんです」「いやいや個性なんかじゃないし」生まれつきの障害の場合に「障害=個性」という意識が働くような印象を受けますが、例えば、職場でハラスメントを受けて精神に障害を負ったひと、不慮の事故で首から下が動かなくなったひと、ひととの関わりに悩み続け、生まれて30年経って発達障害だとわかったひと。そんな方々に「障害は個性である」なんて、私にはとても言えません。 -
culture
NPOの学生インターンが大手企業に就職したがる気持ち悪さ
インターンが好きではない私ですが、仕事柄、「NPOでインターンをしていました or しています」という学生に出会うことが少なくありません。そして、NPOでインターンをしていた学生のほとんどが「将来は社会をよくする仕事をしたい」と言います。そんな学生のみなさんに就職のことを聞くと、なぜか「NPOに行きます」という人はほとんどいません。 -
human
僕と、うつ病と、ED
ポエムみたいなタイトルですいません。元うつ病ライターの宮原です。さて、タイトルからもわかるとおり、今回は「うつ病とED」をテーマに、僕の体験談を少しお話したいと思います。僕はある一般企業に勤めていた時に、うつ病となり休職をしていました。そんなとき、唐突に「自分がEDっぽいぞ」と気づいてしまったのです。 -
society
あたしたちのカミングアウト
文化的な生活を送るうえで「自分」という存在は多くの仮面を身につけなければいけない。何も、出生の秘密だとか、患っている病の話だとか、同性愛であることを隠して異性愛のように振る舞うだとかに限った話ではない。普段、お母さんに見せる顔と職場で上司に見せる顔が違うというそれだけのことをあたしたちは普通にやってのけているわけだから、どうってことはない。 -
society
生きづらさから抜け出すために必要な「感情」と「解釈」の整理。
生きづらさの反対は何なのでしょうか。生きづらくないのであれば、生きやすいのか。「生きづらさ」の反対は「生きやすさ」なのか。3年以上、様々な「生きづらさ」を抱えた方々と話してきましたが、その多くは「生きやすさ」を求めているのではなく「自分が抱える生きづらさがない状態」を求めているように感じます。いわば「普通」を求めている。 -
human
親の言葉ひとつでわが子の未来の生きづらさにつながる。ちょっと気をつけたい言葉集。
子どもたちは言葉にものすごくデリケートな存在です。悪気なく言った一言にがっつり傷ついてしまったり、小さなころから言われていた言葉が呪いのようにその子の人生に影響したり。子どもたちへの言葉は奥が深いものです。わが子の将来の生きやすさ/生きづらさにつながるならば、ちょっとした言葉がけの意識は重要ではないでしょうか。 -
human
つながることが、真の問題解決に。特定非営利活動法人 希少難病ネットつながる 理事長 香取久之さん
「ある日突然、原因不明の痛みや感覚異常に襲われたらどうしますか?」と問いかける男性がいる。「特定非営利活動法人 希少難病ネットつながる」(以下、RDneT)理事長の香取久之さん。自身も希少難病当事者として、希少難病について広く周知するとともに、病気や障がいに関係なく誰もが真に生きやすい社会を目指している。 -
society
若手社員がすぐに会社を辞めるのは「甘え」や「気合い」の問題なのか?早期離職白書の作者井上洋市朗は語る。
新卒で入った会社を早々に辞める。そんな若手社員を「甘えている」や「気合いが足りない」といった言葉で批判し、「いまどきの若い者は…」とか「俺が新人だった頃は…」とかネチネチと説教する社会人の先輩は、残念ながら一定数いらっしゃいます。そしてそんな言葉がその若者の未来を曇らせてしまうことを本人たちは気づいていません。 -
human
「本音で生きる」という決断― 起業家・小野貴也さんが摂食障害を克服できた理由
食事が取れない状態になる拒食症。食欲をコントロールできずに食べ過ぎてしまう過食症。食行動にこれらの異常をきたすのが「摂食障害」と呼ばれる精神疾患です。小野貴也さんは、大学時代から起業に至るまでの約5年間ずっと摂食障害を患っていました。日々過食と拒食を繰り返した小野さんは、どのように摂食障害を克服されたのか。そのお話の中には精神的な「生きづらさ」を解消するヒントがありました。 -
human
「医療用麻薬」ってなんぞ?全く知らないので、見に行ってみた【脳脊髄液減少症】
当サイトの運営法人「一般社団法人プラス・ハンディキャップ」の理事であり、脳脊髄液減少症の当事者でもある重光さんが、治療のために何やら「医療用麻薬」というものをゲットしたという情報を聞きつけました。医療用麻薬…?なにそれ、見てみたい!ということで今回は「医療用麻薬」から始まり「家族の理解」といったことをテーマにお伝えしたいと思います。