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「生きづらさ」はなぜ生まれるのか? メオトーク × Plus-handicap 編集長対談。
世の中にあふれる様々な「生きづらさ」を伝え続けてきた『Plus-handicap』。今回は、編集長の佐々木がゲストの方と「なぜ生きづらさが生まれるのか」をあらためて考えてみることに。お相手は、夫婦のためのライフスタイルマガジン『メオトーク』編集長の山川譲さん。二人の視点から考える「生きづらさ」についてお届けします。 -
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「障害者を理解しよう」ではなく「困っているひとに声をかけよう」くらいがちょうどいい。
「障害者の理解啓発」的なニュアンスが嫌い。「障害者のことを理解しよう」みたいなメッセージを見て、そこに私も含まれるのかと思うと、気持ちが沈む。「理解しよう」という言葉にある、社会から手を差し伸べられるべき存在かのような対象の中に含まれると思うと、吐き気がする。同じように思っている障害者はそこそこいるんじゃなかろうか。言わないだけで。 -
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難病だからといって、そこまで気は遣わない。それってちょっと冷たい?
脳脊髄液減少症当事者として原稿を書いている重光さんの携わる団体で、私はインターンを務めていますが、病気の痛みに同情する気にはなかなかなれません。24時間365日、脳脊髄液減少症は想像を絶する痛みに悩まされるようですが、私にはしげさんの痛みはわかりません。わからないからといって、わかった風で接することもありません。 -
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障害を笑いに変えてもええんちゃうの?
最近、テレビで障害のことをネタに笑いをとる企画も出てきてはいるものの、日常生活においてはまだまだ障害のことを笑いにするのはタブーとされているように思います。私が障害特性を説明するとき、笑わせようと話すことがありますが、相手の表情が固まるのがほとんど。「障害のことを笑ってはいけないのでは?」と変に気を遣われ、お互いに重い空気が流れることもあります。 -
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誰かに補ってもらって成り立つ発達障害から、自立する発達障害へ
私が、自分は発達障害であると伝えると、相手の反応はさまざま。「甘えるな」「ツラい人はほかにもいる」もあれば「そんなものはない」と返す方もいる。ただ、あまりそれはツラいことではないです。最もツラいのは仕事で衝突したとき、「あの人は違うから…」と理由にされて腫れ物扱いに変わること。そんなこと仕事には関係ないんですが、そう思われてしまうのもなにか理由があるんだろうと。 -
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できるかできないかは自分が決める。障害者への「できない」という決めつけに対して。
どうせ障害があるからできないよね。これは発達障害と診断を受けた後、自分自身がいろいろな場面で耳にしたセリフです。発達障害を持ちながら介護職をしているというと「障害があるのに介護職なんてできるの?!」と言われます。その場では事実のみ冷静に話しますが、帰ってから沸々と怒りが込み上げてきます。 -
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「ポケモンGOは子どもがやるもの」と言ってる人が多様性の必要を説く恐さと愚かさ
「ポケモンGOなんて子どものゲームを大人がやっているのは恥ずかしい」「いい大人がスマホ片手にゲームなんて情けない」普段のSNSでの投稿で「社会は多様性を受け入れる必要がある」とか「ダイバーシティが重要」などと書いているひとが「ポケモンGOなんて子どものゲーム」という趣旨の発言をしていることに危険な香りを感じます。 -
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【ガマン】難病で痛みに慣れ過ぎたら盲腸で大惨事になった男から、みんなに伝えたいメッセージ【ダメ、絶対】
『「慣れ」というのは、時に恐ろしい事態を招くことがある』『ガマン、よくないね』そんな教訓を、身をもって知ることとなってしまった当団体の理事でもある重光さんに起こった事件を通して、ご紹介したいと思います。ことの始まりは半年ほど前。美容室で髪を切っていたところ、突然信じられないレベルの腹痛に襲われたんだそうです。 -
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カミングアウトをしている世界と、していない世界。そのバランス。
39歳、男性。東京在住。会社員。そしてゲイ。僕にはカミングアウトをしている世界と、していない世界があって、なんとなくそのバランスを取りながら、毎日暮らしている。世間一般の39歳と言えば、会社では肩書きがついて、相応の責任を負担する立場になり、家に帰れば奥さんと小学校にあがるかあがらないか位の年頃の子供がいて、といったイメージだろうか。会社に関しては、僕も同じだ。 -
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生きづらさは人間関係の満足度と関係が深い?収入が原因?【生きづらさ調査結果レポート】
生きづらさの背景を探るために先日実施した「生きづらさ調査」。今回は、そのアンケート結果と考察をご紹介いたします。自分自身が感じる「生きづらさ」や「生きやすさ」を6段階で回答していただきましたが、その平均数値は2.86。現在の日本の生きづらさ指数は2.86と言えるのかもしれません。「やや生きづらい」という分布に回答が集まっています。