若手医師を助けるシステム「セーフティスクラム」

近年メンタルヘルスの話題は年々盛り上がりをみせ、一般企業では従業員へストレスチェック義務化をはじめとする社会的なケア体制が求められています。
 

20150629コラム②
 

と、まぁ一般企業は一旦置いておきまして、それとは別になかなかややこしいのが「医療機関における相談窓口」だそうで。
 

例えば、一定規模の企業では提携の産業医がいて相談するということができます。ところが、医療機関では教授・副院長が産業医を兼務している場合があるそうで、そこで働く若手医師たちはとてもじゃないですが気軽には相談できません。そんな中、高知県では2010年3月頃に、若手医師を救うためのストレスケアシステム「セーフティスクラム」を立ち上げたそうです。
 

詳しくは下記リンクをご覧頂ければと思いますが、大きく3つの柱があるそうです。
 

特集◎ストレス襲来!【vol.5】若手医師を救うホットライン
SOSから研修環境の改善へ県を挙げて研修医をサポート|Cadetto.jp
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cadetto/magazine/1502-t1/201506/542267.html
 

1つ目は『セルフケア特別講座』です。
 

医学部卒業後に2年間受ける研修を「初期研修」と呼びますが、その初期研修開始前に、研修中にどんなストレスが起こりうるのか・どういったストレス発散方法があるのか、などを学んでもらいます。
 

2つ目は『サポートメンバー制度』です。
 

研修医にとっての気軽な相談相手役を務めるほか、必要に応じて精神科医への受診や指導医への研修環境改善のための交渉へと繋げる役割を担っています。
 

最後に3つ目は、『「おせっかい」医師による声かけ』です。
 

仕組みだけ用意していても実際には相談できないケースを鑑みて、先輩医師がストレスが溜まっていそうだと感じた若手医師に声をかけ、SOSサインを拾い上げていく役割をします。そして上記サポートメンバーなどへ繋げていきます。
 

以上が3つの柱による「セーフティスクラム」です。これに関わるメンバーの殆どは精神科医ではないそうで、システム化によってメンタル不調を予防しようという取り組みであり、医療現場・一般企業といった垣根に関わらず、組織であれば何かしら参考になるかと思い、ご紹介しました。

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