障害者職場復帰支援助成金(仮)ができるかも?

難病等の発症や事故などによる中途障害等によって、長期の休職を余儀なくされたひとの職場復帰を促すための新たな助成金「障害者職場復帰支援助成金(仮)」が平成27年度から設けられます。
 

ざっくりと解説すると、中途障害等により3ヶ月以上の休職を余儀なくされた労働者を6ヶ月以上継続して雇用した企業には最大70万円支払いますよという助成金です。復帰するにあたって職場環境の配慮(スロープを設置する、担当業務を確保するなど)が支給要件になっていることも特徴的です。また、中途障害という言葉は、うつや事故などによって、新たに障害者手帳を取得した労働者が対象であることを意味しています。
 

この助成金に関しては、厚生労働省のサイト内にある、「平成27年度予算概算要求において新規に要求する事業に係る行政事業レビューシート」において、「高齢者・障害者・若年者等の雇用の安定・促進を図ること」という施策の一部として位置づけられています。普通のひとだと、まずたどり着かないだろうというページです。
 

じっくり読んでも難しい言葉でまとめられていますが、「高齢者活躍・現役世代雇用サポート事業」や「教育訓練受講者支援資金融資事業」、「重度障害者等職業能力開発助成金」など、多くの「働きづらさ」を改善するための施策が議論されていることが分かります。
 

※詳しく、分かりやすい資料はコチラから(新助成金と旧助成金の比較について)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000080249.pdf
 

※参考ニュースサイト
「うつや障害 復帰支援 雇用継続企業に助成金」(東京新聞WEB 2015.3.19)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015031902000147.html
 

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