フードで勝負?!アレルギーでも楽しめる映画館

今週末はお花見に行こう!という声も聞こえ始めました。すっかり春ですね。周囲を見渡せば、花粉症に苦しむ人が多く、ピクニックなんてしようものなら、辛くて仕方ない。しかし、そんな方は、映画館に出かけてみるのはいかがでしょうか。今年度のアカデミー賞作品賞ほか最多4部門を受賞した「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」も4月10日から劇場公開予定です。
 

上映中の映画をチェックして、上映時間を確認。チケットをオンラインで予約して、準備万端!といきたいところですが、お出かけ前にもうひとつチェックしておきたい情報が劇場で販売されているフードのアレルギー情報です。最近では子どものアレルギーの問題が取り沙汰され、家族向けの映画を観に出かけるときに気にする親御さんは少なくないようです。Plus-handicap編集部調べによれば、日本国内最多のスクリーン数を誇るイオンシネマや、全国に30館以上を構えるユナイテッド・シネマでは、ホームページ上でフード・ドリンクのアレルギー情報を公開しています。
 

●イオンシネマのアレルギー情報
http://www.aeoncinema.com/store/#anc_table_foodAllergy)
 

●ユナイテッド・シネマ豊洲のアレルギー情報一覧(PDF)
http://www.unitedcinemas.jp/image/shop/allergen_label02.pdf
※各館にアレルギー情報あり。
 

映画館
 

厚生労働省によれば、正確な人数はわからないものの、全人口の1〜2%が何らかの食物アレルギーを持っているとのことで、アレルギーのある人が、原因となる食物を食べると、じんましんや咳などの症状が出るほか、重症になると、意識を失ったり、呼吸困難になったりすることもあります。そんな症状を避けるためには、何より原因となる食物を口にしないことが一番の予防策です。
 

最近の映画館はフードメニューも充実しているので、映画だけでなく、おいしいフードやドリンクを楽しむこともできます。アレルギー表示があることで、アレルギーがある人も安心して食事と映画を楽しめます。食物アレルギーがあるお子さんをお持ちのお母さんやお父さんにとっても心強い情報です。
 

ただ、個人的な意見としては、映画館は映画を見るところであって、飯を食うところではないと思っています。映画館は映画で勝負してほしい。フードメニューを充実させるのも良いですが、その劇場でしか見られない映画を上映することで、劇場に足を運ぶ人が増えるのではないでしょうか。アレルギーがある人もない人も、映画館でフードを楽しみたい人も楽しみたくない人も、スクリーンに夢中になれるような、そんな魅力的な映画が上映されることを映画好きとして期待しています。
 

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