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子どもからの「発達障害って何?」の質問にちゃんと答えたい。放課後等デイサービスの現場から。
先日、中学2年生の自閉症スペクトラムのY君(仮名)に「発達障害って何?」といきなり質問をされました。ここ何年かで「発達障害」の言葉自体は有名になったものの、改めて説明をするのはむずかしいです。そもそも、発達障害自体がはっきりととらえにくい上に、本人にどう伝えたらいいのかという問題もあります。 -
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解離性障害への理解なんていらない。その事実だけ知っておいてほしい。
解離性障害、特に離人症の症状は、どんなに言葉を尽くしても「解離」の状態を正確に言い表すことは難しいと思っています。自分の名前、生い立ち、物の好み、自分の意思、意見、主張などすべてがはっきりとしているのに、それらが「自分のもの」という感覚だけが抜け落ちて「自分が自分である」という実感がまったくありません。 -
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就活なんて所詮ゲーム。ゲームオーバーになっても死にはしない。
私自身、就活はゲーム的な要素が大きいと感じますし、その理由だけでも3つほど思い当たります。クリア(就職)できなくても死なない・クリア(就職)だけを目的にするとむなしい・運とセンスも重要。就活はゲームのようなもの。だからこそ、私は思うのです。「そんなに嫌な気持ちになるのなら、やめればいいじゃん」と。 -
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両親の離婚がきっかけで生まれた苗字コンプレックス
高校1年生のときに両親が離婚をしたことで「父と母、どちらの苗字を名乗るのか?」という問題に直面しました。「離婚は両親の問題なのに、どうして子どもも苗字を変えなくちゃいけないの?」と不満。まるで「父の家族でいたいのか、母の家族でいたいのかを選べ」と言われているような感覚になったのです。 -
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自分のセクシャリティを改めて確かめてきた
男友だちと話していたときのこと。「ねえねえ男性のタイプは?」って普通に聞いてみると「は?男性のタイプなんてないよ」って言われてびっくり。私には女性のタイプがめちゃめちゃ細かくある。そんな話をしたら「普通、同性のタイプなんてないよ。もしかして女性が好きなんじゃない?」。寝耳に水とはこのこと。 -
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的確に自己肯定感を殺してくる就活。リクルートスーツは私にとって喪服のようなもの。
私は俗に言う就活生で、どうやら来年には社会人として働いているらしい。内定をもらえればの話だけれど。合同説明会の会場の最寄り駅に着くと、あの子もあの子もあの子も全身真っ黒で、同じような出で立ち。個性のカケラもない。一人ひとりの違いがわからない。「就職活動=自己肯定感抹殺ゲーム」はもう始まっている。 -
劣等感
私たちは強烈なあこがれと劣等感の間を生きている
「男子が女子の制服着てるのかと思った」中学校に入った初日の朝、まだ知りもしない女子生徒から何の気なしにかけられた一言。慣れない制服に身を包み、どんな新生活になるか緊張しながら登校したのに、この一言で私の期待は7割減。憂鬱なスタートでした。当時の私は入学時点で160cmをちょっと超えるくらいの身長。 -
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一緒に幸せになりたかっただけなのに。
私は、最近、もっとも大切な人と離れることになりました。3年前、私が苦しみの泥沼にハマっているときに、一緒にいてくれた恩人でもあります。寂しいときには、黙って甘えさせてくれる家族のような存在でした。でも、私は彼が苦しんでいるときに、ただ見守ることがどうしてもできませんでした。耐えられなかったのです。 -
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仕事の愚痴を言うのはダサい、みたいな風潮がダサいし生きづらい。
ボーナスや給料に限らず、仕事に関する愚痴をこぼしている会社員のニュースが流れると、必ずといっていいほど「愚痴ってるだけじゃなくて解決のために努力しろ!」とか「仕事の愚痴を言ってるだけはダサい」とか、そんな意見が出てきます。特にTwitterなどのSNSを中心に。 -
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本人の了承なく秘密を暴露してしまう「アウティング」の怖さ
僕は、自分がゲイであるとカミングアウトしたことで、今までとは違う気の遣い方をするようになりました。それはTwitterやInstagram、FacebookでLGBTの友だちとの写真を一切シェアしないこと。「一緒に写っている人ってゲイなの?」と思われてしまうかもしれないからです。