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止めたくても止められない。リストカットなどの自傷行為ってなぜしちゃうの?
リストカットはあまりにも有名な自傷行為ですが、髪の毛や眉毛やまつ毛を抜く、爪を噛んだり剥がす、ライターなどで体に火をつけるなどもあります。しかし、これらの多くは「死にたい」からするのではないということです。また、誰かに構って欲しいからやっているわけでもありません。むしろ他人に「バレたくない」と思っているひとが多いのです。 -
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「無理しないで」っていう便利な一言について考えてみた。
「無理しないで」これは精神疾患の人向けに、よく使われる言葉です。もちろん、悪い意味ではないと思いますし、優しい気遣いや声掛けとしての定番として、使われている気がします。ただ、どんな立場の人でもひとりひとりに傾向があります。精神疾患の人に配慮する言葉として「いらっしゃいませ」と店員が声掛けするような、ありふれた表現になっていませんか。 -
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「生きよう」から「生きたい」へ
「生きよう」と思えば「死にたくなくなる」のでしょうか。僕はたぶん、そこをずっと考えたことがなくて、「死にたい」と思うことは無くなったし、「生きよう」と思い続けることができても、「死にたくない」という感情が実はずっと分からなかったのです。「生きよう」は意思で「生きたい」は欲求。当たり前のことにやっと気づいたのかもしれません。 -
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プラス・ハンディキャップに関わって3年。はじめて「俺、この人と同じかも」と思った。
「Plus-handicap」創刊直後からライターとして関わる最古参のメンバーである私ですが、正直いって、今までどんな障害の方や難病の方の話が出てきてもどこか他人事に感じていました。「だって俺、健常者だし」みたいな。その感覚をあまりにこじらせすぎて「普通すぎて生きづらい?」なんて記事を書いて炎上したこともありました。 -
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難病だからといって、そこまで気は遣わない。それってちょっと冷たい?
脳脊髄液減少症当事者として原稿を書いている重光さんの携わる団体で、私はインターンを務めていますが、病気の痛みに同情する気にはなかなかなれません。24時間365日、脳脊髄液減少症は想像を絶する痛みに悩まされるようですが、私にはしげさんの痛みはわかりません。わからないからといって、わかった風で接することもありません。 -
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誰かに補ってもらって成り立つ発達障害から、自立する発達障害へ
私が、自分は発達障害であると伝えると、相手の反応はさまざま。「甘えるな」「ツラい人はほかにもいる」もあれば「そんなものはない」と返す方もいる。ただ、あまりそれはツラいことではないです。最もツラいのは仕事で衝突したとき、「あの人は違うから…」と理由にされて腫れ物扱いに変わること。そんなこと仕事には関係ないんですが、そう思われてしまうのもなにか理由があるんだろうと。 -
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【ガマン】難病で痛みに慣れ過ぎたら盲腸で大惨事になった男から、みんなに伝えたいメッセージ【ダメ、絶対】
『「慣れ」というのは、時に恐ろしい事態を招くことがある』『ガマン、よくないね』そんな教訓を、身をもって知ることとなってしまった当団体の理事でもある重光さんに起こった事件を通して、ご紹介したいと思います。ことの始まりは半年ほど前。美容室で髪を切っていたところ、突然信じられないレベルの腹痛に襲われたんだそうです。 -
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カミングアウトをしている世界と、していない世界。そのバランス。
39歳、男性。東京在住。会社員。そしてゲイ。僕にはカミングアウトをしている世界と、していない世界があって、なんとなくそのバランスを取りながら、毎日暮らしている。世間一般の39歳と言えば、会社では肩書きがついて、相応の責任を負担する立場になり、家に帰れば奥さんと小学校にあがるかあがらないか位の年頃の子供がいて、といったイメージだろうか。会社に関しては、僕も同じだ。 -
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僕と、うつ病と、ED
ポエムみたいなタイトルですいません。元うつ病ライターの宮原です。さて、タイトルからもわかるとおり、今回は「うつ病とED」をテーマに、僕の体験談を少しお話したいと思います。僕はある一般企業に勤めていた時に、うつ病となり休職をしていました。そんなとき、唐突に「自分がEDっぽいぞ」と気づいてしまったのです。 -
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親の言葉ひとつでわが子の未来の生きづらさにつながる。ちょっと気をつけたい言葉集。
子どもたちは言葉にものすごくデリケートな存在です。悪気なく言った一言にがっつり傷ついてしまったり、小さなころから言われていた言葉が呪いのようにその子の人生に影響したり。子どもたちへの言葉は奥が深いものです。わが子の将来の生きやすさ/生きづらさにつながるならば、ちょっとした言葉がけの意識は重要ではないでしょうか。