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不登校の私に必要だった安心できる場所
10代の頃に経験した不登校。それは、最後の転校をした小学6年生の頃でした。物心ついた頃から2、3年毎に引越しを繰り返す生活が続き、幼稚園から小学校まで5回の転校した私は、最後の転校のタイミングで、とうとう頑張る気力がなくなってしまいました。転校直後に1週間だけ学校に通った後、私は家に引きこもりがちになりました。 -
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早漏の気持ちは、失禁と似ている。なかなか言いづらい男性の悩みごと。
こ、この中に早漏の方はいらっしゃいますか?突然ですが、質問です。みなさんのまわりに、早漏の方はいますか?いかがでしょうか?おそらく「しらねぇよ!」というのが答えだと思いますが、実は日本人の男性の半分が早漏だというデータもあるくらいの話です。僕が、自分が早漏だと自覚したのは20歳のときです。 -
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カミングアウトなんて必要ない?
何故カミングアウトをするのでしょうか。その答えを想像してみると、何種類かあるように思います。ありのままの自分を認めてもらいたい、困っているから助けてほしい、自分から弱みを見せることで相手の心を開きたい。カミングアウトは、相手との関係性を変化させる、場合によっては良くも悪くもする力があるのかもしれません。 -
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障害年金を受給することで生まれる「暮らしやすさ」と「心の葛藤」
母の尽力があり、障害年金受給者になりました。でも、いざ受給が決まると、友だちにも言いにくくて、ものすごく葛藤しています。私は本当に障害者というカテゴリーに属しているんだなという感じもありますし。それは、発病してから10年、ほぼ自力で通院&カウンセリング費用を捻出し、税金を納めてきたことを不意にするような感覚でもあります。 -
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機能不全家族で育ったアダルトチルドレンの生きづらさ
「機能不全家族」の元で育ち「アダルトチルドレン」という状態になってしまった、現役派遣キャバ嬢かつ、うつ病とADHD(暫定的)を持つライターの芹澤美咲です。大学は4年生で退学という経験もあります。もう一度自己紹介を読み直してみると「機能不全家族」「アダルトチルドレン」という単語があります。機能不全家族って?アダルトチルドレンって?と疑問に感じる方もいるかもしれません。 -
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「当事者としての話」はもうできないと語る、児童養護施設出身の久波孝典さんの言葉の本質。
「僕には今まで夢がありませんでした。なぜなら、施設を退所したひとがなれる職業、できることには限界があると思っていたからです。」これは、2011年に久波孝典さんがカナエールで語ったスピーチの一部です。「カナエール 夢スピーチコンテスト」とは、児童養護施設からの進学を応援する奨学金支援プログラム。今年は7月に横浜、東京、福岡の3都市で開催されます。 -
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交通事故で頸髄損傷になった私が最初に感じた困難。コミュニケーション。
ICU(集中治療室)での夜、ついに気管挿管を選択した私。私の記憶だと目覚めたら痰の苦労からは解放されて楽になっているはずだったのですが、そんなに甘くはありませんでした。事故にあって以来、私の体のなかで唯一動かすことができた表情を自由に動かすことができず、また顔面にこんなにもガッチリとテープを貼られ、痛くて痛くて。 -
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「壊れかけたパソコンみたい」だった私へ
5年前、私は自分のことを「壊れかけたパソコンみたい」だと感じていました。ついさっきまで普通に動いていたのに、次の瞬間フリーズしてしまい、何のボタンを押しても動かない。いきなりシャットダウンしてしまって、作業中のデータが消える。終わっていたはずの作業に戻ってやり直し。それらが続くと「ちゃんと動けよ!」と焦りはつのり、生産性は無くてもヘトヘトになります。 -
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女性にこそ知っておいてほしい、男性のパンツの中の生きづらさ。
慰安旅行で訪れた先のホテルの大浴場で上司と部下が風呂に入る。部下のペニスがでかいと、立場が上のはずの上司がなんだか気後れして負けた感じになる。男性ならこの話にうんうんとうなずく方がいるかと思います。なぜこんなことになるのか。ペニスのサイズや勃起の長持ち具合など「ちんこの強さ」が男の価値を決める面があると刷り込まれているからではないでしょうか。 -
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交通事故で頸髄損傷になった私が最初に感じた死の恐怖から迫られた選択
事故から1週間後に受けた手術。その後の合併症でで一般病棟からICU(集中治療室)行きになった私。ICUに入っても、痰の調子は相変わらずでした。ただ、私のいたICUと一般病棟の違いは、ナースステーションと病室が一体化されているような造りだということ。スタッフの気配が感じられるだけでも、安心感は格段に違うものです。