岡崎愛子『キャッチ!JR福知山線脱線事故が私に教えてくれたこと』―障害者だからという甘えは自分が一番損をする―

堀雄太のおすすめ []

この本の著者、岡崎愛子さんは、2005年4月25日に兵庫県尼崎市で発生したJR福知山線脱線事故で被害に遭いました。700名近い死傷者を出したこの大事故で、当時大学2年生だった彼女は、頸髄損傷し、下半身不随・上半身にも後遺症が残る車椅子ユーザーとなりました。この本の率直な感想は、「『障害者だから』という甘えを言ってしまったら結局自…

渋谷昌三『入社一年目の心理学』ー1年目とはいえ自分を見失っては意味がないー

佐々木 一成のおすすめ []

新入社員の5月頃、いっそ死んでしまったほうが楽じゃないかと包丁を取り出したことがあったことを思い出します。5月病という言葉で片付ければ簡単ですが、社会人生活ってこんなに厳しいの?という無力感、田舎から東京に出てきての一人暮らしの中、腹を割って話せる親しい友人がいないことの孤立感など、どんどん精神的に落ちていきました。

小野美由紀『傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』−心の金庫を開けて、たった一粒の砂金を見つけよう。

木村奈緒のおすすめ []

編集長から「木村さん、この本のブックレビューお願い」と言われ、本書を手渡されたとき、正直勘弁してくれと思った。なぜなら、本のタイトルに「メンヘラ」の文字があったから。私は日頃から「メンヘラ」にうんざりしている。メンヘラ女子だの、メンヘラによる展覧会だの、メンヘラって言えば何でも許されると思うなよ!と思っている。口に出して言わない…

ティム・クラーク他『ビジネスモデルYOU』ー生きづらいひとほど自分で自分を経営すべき?ー

佐々木 一成のおすすめ []

働きづらさを抱えているひとは、何かしらの制限がかかっているから働きづらい。経済的、精神的な問題もあれば、障害や家族などの問題もあります。限られた時間やお金、自由には動けない障害や精神、その状況下で働くのであれば、「自分で自分を経営する」という経営者視点を持つことは非常に有益です。

柏木ハルコ『健康で文化的な最低限度の生活』ー生活保護を巡る現場のリアルー

佐々木 一成のおすすめ []

日本国憲法第25条。これは社会権のひとつである生存権が明記されています。生活に困窮する国民に対し、最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長するための施策が生活保護。この生活保護を巡る現場のリアルが描かれたマンガが『健康で文化的な最低限度の生活』です。

宮入賢一郎/実利用者研究機構『トコトンやさしいユニバーサルデザインの本』ーバリアフリーと何が違うの?ー

佐々木 一成のおすすめ []

ユニバーサルデザインという言葉が生まれて、30年近くが過ぎました。かつては障害者の生活に関わる業界で浸透していた言葉でしたが、段々と一般的にも知られるようになりました。しかし、「ユニバーサルデザインってどういう意味ですか?」という質問に対して、切り返せる方はそこまで多くないかもしれません。

アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』ーシステム管理された社会になれば生きづらさはなくなるのかー

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今から100年後の近未来。人間の心理状態や性格的傾向を計測し、数値化できるようになった社会が構築されています。犯罪に関する数値も犯罪係数としてカウントされ、犯罪係数によって法の裁きが下されます。ストーリーは、この犯罪係数に絡む犯罪者と犯人を捕まえる監視官・執行官の戦いが主軸ですが、僕が注目したいのは社会システム(シビュラシステム…

岡田尊司『パーソナリティ障害-いかに接し、どう克服するか-』ー生きづらさが生まれる理由ー

佐々木 一成のおすすめ []

「生きづらさを抱えているひとが増えている」という文章とともに始まるこの本。「パーソナリティ障害」に関する解説書といったほうが分かりやすいかもしれません。10年以上前に出版されたものですが、2014年も終わりに近づこうとしている今読んでも、リアルに伝わってくるものです。

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