一番の障害って情報障害だと思うんですよね②

plus handicapをご覧のみなさん。

こんにちは。リーホーです。

すでにこのニックネームになじんで

いただけましたか?(笑)

 

早速、前回の続きを進めていきたいと思います。

 

「障害者にとっての一番の障害は、“情報障害”でないか?」

障害者にとって、障害よりも何が一番大変かと言うと、

「自分の居場所を見つけるための情報が明らかに少ない」

ということではないかと、書かせていただきました。

もう一度、ご覧になりたい方はこちら

 

そんなことを思うようになった理由を、私の体験から少し

お話しさせていただければと思います。

 

これらはあくまで自分の体験談なので、すべての障害者に

当てはまるわけではないことをご承知おきください。

 

小学4年生の10歳で義足になった私ですが、もともとは

野球少年であり、スポーツへの憧れは強くありました。

20年来使用しているローテーションタイプの義足。初めてから、約10本、作り替えた(はず。。)
20年来使用しているローテーションタイプの義足。初めてから、約10本、作り替えた(はず。。)

 

「ローテーション」がわからない方は、こちらをご参照。(しかし、やはり情報少ないです。。)
「ローテーション」がわからない方は、こちらをご参照。(しかし、やはり情報少ないです。。)

それで小学校が終わるまでリハビリ期間があり、

中学生なった時ぐらいにようやく歩行もスムーズになってきました。

運動能力が高い義足でもそれくらいの時間は必要でした。

 

でも、中学生くらいになると周りの人間も当然成長が目覚ましく、

運動という分野はもちろん、交友関係や(中学生ぐらいですと、

みんなチャリンコを多用しますが、私の足では乗れませんでした)、

色恋などにも精を出していました(笑)

 

そんな中で、どうしても「自分は義足」で、やりたいことが

存分にできない(と思い込んでいただけですが…)という

負の思い込みを抱え、不完全燃焼な青春時代を過ごしていた記憶があります。

 

要は、「義足」という、今から考えるとハンディでもないハンディを

重大に捉えてしまい、自分のやりたいことがハッキリとわからない

日々を送っていたのです。

 

もちろんそれでも、中学時代に入った卓球部では個人で県大会まで

いきましたし、TOP3の公立高校に進み、大学も現役で合格しました。

 

ただ、将来のやりたいことがよくわからない。

 

健常者でもそういう人は多いんでしょうけど、障害者はハンディが

ある分、早めにいろいろと決めて動かないと、やっぱりその分遅れを

取ってしまうんですよね。

この辺は、障害者の方なら共感していただけるかなと。

 

それで、何をかいわんやのなのですが。

障害者の私からあえて言わせていただくと、(もちろん等級などにもよりますが)

障害者と健常者ってそんなに変わらないと思うんですよ。

身体に恒常的に不自由な部分があるかないか。

今だから言えますが、それは大きな差ではないのではないか、と感じています。

では何が違うのか?

 

長くなり始めたので、今日はこの辺で。
また次回もお楽しみに。

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この記事を書いた人

堀雄太

野球少年だった小学4年生の11月「骨腫瘍」と診断され、生きるために右足を切断する。幼少期の発熱の影響で左耳の聴力はゼロ。27歳の時には、脳出血を発症する。過去勤めていた会社は過酷な職場環境であり、また前職では障害が理由で仕事を干されたことがあるなど、数多くの「生きづらさ」を経験している。「自分自身=後天性障害者」の視点で、記事を書いていきたいと意気込む。